No.164 ヤハズソウ (H18.9.28)
撮影 H17.9.23 馬堀海岸 |
(マメ科ヤハズソウ属) |
日本全土に分布し、日当たりの良い草原や道ばたに生える1年草です。県内でも山地を除き全域で見られる身近なものですが、小さくて目立たない存在です。 茎は高さ10~30センチで、細かい毛が下向きに密生しています。根元から枝分かれしながら地表に広がります。 葉は3小葉をもつ複葉で互生します。長楕円形をした小葉には多くの平行した側脈があります。小葉の先をつまんで引くと側脈にそって矢筈(やはず)形にちぎれます。これが和名の由来です。 花期は8~10月で、上部の葉のわきに1~2個ずつの淡紅色の蝶形花をつけます。花は長さ5ミリほどです。果実も長さ3.5ミリと小さく、熟しても裂開せずに、1個の種子を入れたまま落下します。 同属に、小葉の幅が広く、先がハート形にくぼんだマルバヤハズソウがあり、三浦半島でもよく見かけます。 |
更新日:2023年10月11日 09:25:40