No.158 ツルオオバマサキ (H18.6.24)
撮影 H17.6.24 天神島 |
ニシキギ科ニシキギ属(ニシキギ科ニシキギ属) |
常緑低木のマサキは直立して生長するので、一昔前までは生け垣の主流であり、葉に斑が入るものなど多くの園芸品種があります。沿海地に多く、ほぼ全国に分布しています。 ツルオオバマサキは更に海岸性で、神奈川県、静岡県や伊豆七島の海岸の斜面などに生育しています。茎の基部で枝分かれをし、側枝は地を這うように広がり、先は立ち上がります。地に接する部分では茎から根を出していることもあります。 対生する葉は厚く光沢があり、マサキより大きい卵円形をしています。ふちには鈍い鋸歯があります。 花期は6~7月で、葉のわきから集散花序を出し、直径5ミリほどの緑白色の花を開きます。萼4枚、花弁4枚で、平たく開き、4本の雄しべも平たく突き出しています。 果実は直径7~8ミリの球形で、冬になって熟すと3~4裂して、中から橙赤色の仮種皮に包まれた美しい種子が現われます。花の少ない冬に目を楽しませてくれる果実です。 |
更新日:2023年10月11日 10:02:15