No.135 イヨカズラ (H17.6.3)

撮影 H17.5.22 三浦市諸磯
イヨカズラ (ガガイモ科イヨカズラ属)

 昨年11月、No.126で、このイヨカズラの袋果の写真を掲載しました。直径8ミリほどの淡黄色の小さな花から、あのような果実を結ぶのかと不思議です。
 県内では稀で、三浦市の海岸の数ヶ所や猿島などに、数えるほどの株数が生育するだけの希少な多年草です。生育地が海岸近くのやや乾燥した草地で、開発の手が入らない場所であることや花が地味で目立たないために採取を免れることなどで、現在数は保たれているようです。
 和名の由来については不明ですが、牧野富太郎博士は、イヨカズラの和名は別種と主張し、別名のスズメノオゴケの名を提唱したそうです。

 

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更新日:2023年11月02日 11:07:38