No.128 クロガネモチ (H17.1.28)
撮影 H17.1.28 馬堀海岸 |
クロガネモチ (モチノキ科モチノキ属) |
本州(関東地方以西)四国、九州の山野に生える常緑高木です。県内では南東部から南部に分布しますが、庭木や公園樹などとしてよく植栽されていますので、身近で目にすることの多い樹木でしょう。 幹は直立し、高さ10メートルほどになります。長さ5~8センチの楕円形の葉は互生し、ふつうは全縁(鋸歯がない)です。若枝や葉柄は黒紫色を帯びます。 花期は5~6月で、新しく伸びた枝の先に、淡紫白色の小さい花を多数つけます。 雌雄異株で、雌株には秋になると球状で赤い果実が熟します。1本の果柄に直径6~7ミリの果実が3~5個ついています。 馬堀海岸の緑道を歩くと、花の少ない厳寒期になっても、赤く輝いた果実がかたまったまま残っていて、心を和ませてくれます。 和名の黒鉄(くろがね)は、葉が乾くと黒光りすることからだといわれます。 |
更新日:2023年10月11日 15:22:50