No.17 ヤブツバキ (H12.1.18)

撮影H9,3,11 不入斗町
ヤブツバキ(ツバキ科ツバキ属)

 海岸近く、潮風や強風を受け続けるような場所では、常緑の低木林が目につきます。三浦半島では、その林のなかに、かなりのヤブツバキが混生しています。
 冬から春にかけての海岸を歩くと、赤い大きな花が、濃い緑の中に一際鮮やかです。
 花が美しいうえに常緑で樹形もよいため、記紀の時代から、多くの人々に愛されてきました。そのため、日本海側の低山帯に分布するユキツバキとともに、母種として、数々の園芸品種が作り出されてきています。
 花の色は赤が普通ですが、浦賀の東叶神社裏山には、かなり年を経た白色のヤブツバキが点在しています。

 

<「植物歳時記」に戻る

 

更新日:2023年10月13日 09:05:21