No.10 ノコンギク (H11.10.26)

撮影H10,10,17 城が島
ノコンギク(キク科シオン属)

 本州、四国、九州の山野に多い多年草で、三浦半島でも全域で見られます。
 地下茎が横にはって繁殖します。9~11月に、直径2.5センチほどの淡青紫色の花をよく分枝した先につけます。
 一般的に野菊と呼ばれているものには、三浦半島ではノコンギクのほかに、ユウガギク、カントウヨメナ、シロヨメナ、シラヤマギクなどが考えられます。
 ノコンギクは、葉の裏表や茎に短毛が密に生えていてざらつくこと、長さ4~6ミリの冠毛があること、花どきには地下茎の先にロゼットが育っていることなどから、他と区別することができます。

 

<「植物歳時記」に戻る

 

更新日:2023年10月13日 09:23:38