カテゴリ:民族資料写真
10.針箱

 

江戸時代より裁縫は、嫁達の嫁入りの大切な資格とされ、母親やお針師匠寺子屋等でその技術を習得した。1872年(明治5年)、小学校の女児に手芸科がおかれ、ついで1879年(明治12年)発布の小学校教育令で裁縫科が設けられ、以来初等中等教育において裁縫教育は重視されてきた。この写真の針箱は、和裁に必要な道具一式が入れられるようになっており、昭和初期頃まではどこの家庭にも見受けられた。
原寸: たて18cm,横29cm,高さ22.5cm

 

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公開日:2023年10月11日 14:00:00
更新日:2023年10月12日 14:17:08