カテゴリ:民族資料写真
34.千歯扱(せんばこき)

 

脱穀作業用具。江戸時代後期に以降に登場したもので、北陸地方で使われていたものが、漸次全国に普及した。初め歯が孟宗竹製(歯数10本)であったが、次第に鉄製(当写真)の歯(歯数20本以上)を使用するようになった。足踏みや電力による回転式脱穀機が全盛時代を迎えた後も、種籾だけは本機(千歯扱)を用いた。それは、種籾として発芽を促すために優れていたからである。
原寸: 歯の長さ22cm,歯の幅32cm

 

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公開日:2023年10月10日 14:00:00
更新日:2023年10月12日 14:23:01