No.162 オオヒナノウスツボ (H18.8.28)

撮影 H18.8.2 光の丘
(ゴマノハグサ科ゴマノハグサ属)

 日本全国に分布し、山地に生える多年草です。県内にも点在しますが、個体数は少なく、三浦半島では見られませんでした。最近、光の丘(YRP)の造成地で生育しているのが見つかり、開花を教えていただいたので撮影しました。
 茎は四角形で直立し、高さは1メートルほどです。長卵形をした葉の長さは10センチ前後で対生します。
 花期は8~9月で、茎の先の節ごとによく分枝した円錐花序をつけ、暗赤紫色の花を多数つけます。花冠の長さ8ミリほどでつぼ形をしており、花柄は1センチ前後です。萼は鐘形で先は5裂し、長さは約4ミリです。
 和名は雛(ひな)の臼壺(うすつぼ)で、小さなつぼ形の花の形に由来します。

 

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更新日:2023年10月11日 09:37:32