No.150 ハマダイコン (H18.2.22)
撮影 H18.2.19 三浦市毘沙門海岸 |
ハマダイコン(アブラナ科ダイコン属) |
ハツカダイコンの野性化したものだという説やダイコンが野性化したという説があります。日本全国の海岸に分布する越年草です。県内でも各地の砂浜でよく目にします。 葉のつき方や姿はダイコンにそっくりですが、根は太くはならず、せいぜい直径2センチほどです。茎や葉にはまばらに硬い毛が生えています。 花期は3~6月です。茎は枝を分け、高さは30~70センチになり、その先に総状花序をだし、径2センチほどの淡紅紫色の花を開きます。花弁は4枚です。 春とは名のみの2月に、毘沙門海岸の日だまりで、花を開き始めた姿に心を動かされ、思わずシャッターをきりました。 果実は無毛で、長さは5~8センチ。中には種子が2~5個あって、果実は種子ごとにくびれ、数珠状をしています。熟しても裂けず、くびれごとに折れて、種子はコルク質に包まれたままです。種子は海水に浮き、海流に乗って分布を広げていると考えられます。 |
更新日:2023年10月11日 10:50:05