No.140 キバナガンクビソウ (H17.8.30)
撮影 H17.8.27 馬堀町 |
キバナガンクビソウ(キク科ガンクビソウ属) |
北海道を除く日本全土に分布し、日陰の林縁に生える多年草です。県内ではほぼ全域の山野で見られますが、三浦半島の南部ではほとんど見られません。 茎は直立して、高さ25~100センチになり、数の少ない枝分かれをします。 根生葉は花時には枯れてなくなります。茎につく葉は下方ほど大きく、また、長い葉柄を持っています。茎、葉ともに軟毛が見られます。 花期は8~10月で、茎の上部で分かれた枝の先に1個ずつの頭花をつけます。小花は黄色の筒状花です。総苞片に包まれた頭花の直径は6~8ミリと小さく、その下には葉と見間違えるような苞葉が2~4枚つきます。 別名はガンクビソウです。和名は、1本の茎に横向きについた1個の頭花の様子が、きざみタバコを吸う煙管(きせる)の頭部の雁首(がんくび)を思わせることからだといわれます。 |
更新日:2023年10月11日 11:23:05