No.139 マネキグサ (H17.8.3)
撮影 H16.8.1 田浦町 |
マネキグサ (シソ科マネキグサ属) |
本州(埼玉県、神奈川県以西)、四国、九州に分布する日本固有の多年草です。県内では三浦半島の一部にわずかに生育するのみです。谷沿いの湿った木陰や林縁に生えていますが、生育地での環境条件は徐々に悪化しており、個体数は大幅に減少しています。そのために、国(環境省)では絶滅危惧類に、神奈川県レッドデータ生物調査報告書では絶滅危惧種になっています。 直立する茎は四角形で、稜には下向きに白毛が生えています。茎は枝分かれし、高さは40~100センチになります。葉はまばらに対生し、表面や縁に白毛があります。 花期は8~9月で、葉のわきに2唇形の花を1~2個つけます。花は暗紅紫色で白色の縁取りがあり、長さは2センチほどです。この写真を撮影した日は、開花の初期だったため、下部の花がちらほら見られただけでした。 和名の招草(まねきぐさ)は、花冠の形を手招きする様子に見立てたものだそうです。 |
更新日:2023年10月11日 11:30:11