No.116 コモチマンネングサ (H16.6.2)

撮影 H16.5.26 馬堀海岸
コモチマンネングサ (ベンケイソウ科キリンソウ属)

本州、四国、九州、沖縄に分布する2年草です。県内でも全域で、畑のあぜ道や野原、道ばたなどで生育しているのが見られます。
 茎の下部は横にはい、上部は立ち上がって、高さ6~20センチになります。下部の葉は対生して卵形、上部の葉は互生してへら形をしています。ともに多肉質です。
 5~6月の花期になると茎の先から枝を分けて、基部から順に黄色い花を開きます。花の直径は7~9ミリです。花は次々に咲いていきますが、ほとんどは結実しないようです。
 互生する葉の付け根に円形の葉のある珠芽(しゅが、むかご)ができ、地に落ちて新しい株になります。和名は子持ち万年草で、この性質によります。

 

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更新日:2023年10月11日 16:12:42