No.92 アツバスミレ (H15.3.31)
撮影 H15.3.31 三浦市 |
アツバスミレ (スミレ科スミレ属) |
スミレの海岸型の変種と考えられています。本州の房総半島以西、四国、九州に分布し、県内では、城が島から江の島の海岸まで点在しますが、個体数はごく少ないようです。 海岸の草地や岩の隙間に生え、3~4月に、鮮やかな紫色の花を開きます。海風にさらされる岩場のものは背丈も低く5センチほどですが、草地のものはもう少し背伸びして、花を見せてくれます。 海岸型の植物によく見られるように、葉は普通無毛で、厚くて光沢があります。それで、このような和名がついたのでしょう。 毎年、春になると、この花に出会えるのを楽しみにしています。 |
更新日:2023年10月12日 11:33:18