No.81 ジュズダマ(H14.10.16)
撮影 H14.10.14 大楠山麓 |
ジュズダマ (イネ科ジュズダマ属) |
熱帯アジアが原産で、植栽から野生化したといわれ、日本各地に帰化している多年草です。県内でもほぼ全域に分布し、川岸や湿地などの水辺でよく群生しているのを見かけます。 茎は枝分かれし、高さ1~1.5メートルになります。 花期は7~10月。上部の葉のわきから長さの異なる柄をつけたまるい壺型の苞葉(苞鞘)を出します。その中から、雄花穂や雌しべを出します。写真の上部の黄褐色のものが雄花穂で、下部の白いひも状のものが雌しべです。 花が終わると苞葉はたいへん硬くなり、白色、淡青色、淡褐色などに変わります。陶磁器のような光沢があります。 この実に糸を通して数珠や首輪を作ったり、お手玉の中身にしたりして遊んだ経験を持つ人もあるでしょう。 |
更新日:2023年10月12日 13:07:57