No.80 メドハギ(H14.9.24)

撮影 H14.9.21 森崎
メドハギ (マメ科ハギ属)

 日本全土に分布し、川原や草原に生える多年草です。県内では山地の高地を除き、日当たりの良い草原や造成された宅地の空き地などでごく普通に見られます。
 茎は直立して1メートル近くになり、よく枝分かれします。その茎にそって、3小葉を持つ複葉がびっしり互生しています。
 8~10月になると葉のわきに2~4個の花をつけます。花弁は淡黄色で、旗弁(きべん)には紫色の斑があります。花弁の長さが7ミリほどとごく小さく目立たないので、花盛りでも気がつかない人が多いのではないでしょうか。
 花弁のある花の他に、花弁のない閉鎖花があり、それぞれに豆果が熟します。その実の長さは3~5ミリほどです。
 三浦半島の海岸では、地面をはって広がるハイメドハギが見られます。

 

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更新日:2023年10月12日 13:12:09