No.78 アメリカデイゴ(H14.8.27)
撮影 H14.8.25 城が島 |
アメリカデイゴ (マメ科デイゴ属) |
ブラジル原産の落葉小高木です。江戸時代に渡来し、暖地では庭木や街路樹として植えられています。鹿児島県では県木となっています。 マメ科の大部分の花では、上側の1枚の花弁が特に大きくよく目立ちます。ふつう直立していて、蝶の形になぞらえられます。この大きな花弁を旗弁(きべん)と呼びます。 アメリカデイゴの花は、マメ科のなかでは目立って大型です。また、他のマメ科の花と異なり、上下が逆転して、旗弁が下向きになって咲くのも特徴です。花期は6~9月で、真紅の大きな総状花序は、猛暑が似合う真夏の花です。 葉は3出複葉で、葉柄には逆向きの刺があります。 昨年の6月。海上自衛隊横須賀教育隊の敷地内の岩崎山とその付近の植物調査に参加する機会に恵まれました。そこで、胸の高さの周囲が288センチ、直径約90センチのアメリカデイゴに出会いました。三浦半島では最大のものではないかと思いました。 |
更新日:2023年10月12日 13:14:57