No.62 ヒヨドリジョウゴ(H13.12.11)

撮影 H12.12.7 毘沙門海岸
ヒヨドリジョウゴ(ナス科ナス属)

 日本全土に分布し、道ばたや山野で普通に見られるつる性の多年草です。
全草にやわらかい腺毛が密生しているので、茎や葉は白っぽく見えます。茎は、他の植物によりかかりながら、伸びていきます。下部の葉には1,2対の切れ込みがあります。 花期は8~10月。花序は、葉のつけね(節)からは出ずに茎の途中から出て、直径1センチほどの白花を数個つけます。
 果実は、直径8ミリ前後の球形で、初冬に赤く熟します。
 和名の鵯上戸(ひよどりじょうご)は、ヒヨドリがこの赤く熟した実を好んで食べるからだといわれますが、どうでしょうか。

 

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更新日:2023年10月12日 14:14:26