No.61 ヤツデ(H13.12.4)
撮影 H11.11.25 走水 |
ヤツデ(テングノハウチワ)(ウコギ科ヤツデ属) |
暖地の海岸近く、樹林内に自生しますが、庭木としてもよく植えられており、おなじみの常緑低木です。 葉は大きくて光沢があり、掌状に7~9裂しています。 花期は10~11月と長く、自家受粉を避けるしくみがよくできています。小さな一つの花が、雄しべだけが成熟して花粉を出す雄性期から、5本の雄しべと5枚の花弁が脱落してしまい、中心にわずかに顔を出していた5本の雌しべが伸びて成熟する雌性期に変化します。 写真は雄性期ですが、雄性期と雌性期の盛期にだけ、茶色に盛り上がった花床に蜜を分泌し虫を呼びます。 子供の頃、この実を紙玉鉄砲の弾にして遊んだ、なつかしい思い出があります。 |
更新日:2023年10月12日 14:16:58