No.42 キケマン(H13.4.16) 

撮影 H13.4.10 観音崎公園
キケマン (ケシ科キケマン属)

 関東地方以西、四国、九州の低地や海岸に生える越年草です。県内では三浦半島に多く見られます。
 前号のムラサキケマンと比べると茎は太く、葉は厚くて、花茎は40~60センチになります。折れたり傷つけたりするとやや悪臭のある液を出します。
 葉は2回3出複葉で、全体に白緑色をしています。
 花期は4~5月。長さ1.5センチほどの黄色の筒状の花を茎の上部にびっしりと総状につけます。
 さく果は数珠状にくびれており、長さは3.5センチほどです。
 和名は、黄色の花が咲くケマンソウという意味です。

 

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更新日:2023年10月12日 15:33:54