No.39 オオバヤシャブシ(H13.3.21) 

撮影 H11.3.18 三浦市 雨崎
オオバヤシャブシ(カバノキ科ハンノキ属) 

 関東地方南部から紀伊半島までの海岸近くの山地に生える落葉高木です。三浦半島でも早春の海岸を歩くとこの花に出会います。
 葉は互生し、平行脈がはっきりしており、縁には鋭い重鋸葉があります。
 花は3月の中旬頃、葉に先駆けて開花します。長さ4~5センチの雄花序は無柄で、やや太くて弓形に曲がり、前年の枝の葉の付け根から1個ずつ垂れ下ります。雌花序は、雄花序より上に、上を向いて1個付きます。
 果穂は、長さ2~2.5センチの広楕円形で、斜め上を向いて付きます。染料として使われたそうです。
 育ちが早いので、防砂や緑化樹としてよく使われました。

 

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更新日:2023年10月12日 15:44:38