No.34 カミヤツデ(H12.12.13)
撮影 H11.12.13 観音崎 |
カミヤツデ (ツウダツボク)(ウコギ科カミヤツデ属) |
台湾と中国南部に分布し、日本では、関東以南の暖地で栽培されている常緑または落葉の小高木です。横須賀市では、観音崎灯台登り口の北側斜面に大きな群落が見られます。 地下茎が四方に広がり、そこから次々と幹を出して繁殖します。幹は、ほとんど枝分かれせずに直立し、群生します。 高さは5~6メートル、太さは10センチにもなります。 座布団ほどの大きさになった葉は長い柄を持ち、幹の上部に密に互生します。その葉は掌状に7裂し、その先がまた浅く2裂しています。葉裏には白い綿毛が密生しています。 11~12月、頂上に円錐花序を出し、黄緑白色で4弁の小さな花を多数つけます。 茎の内部には純白な髄がつまっています。昔は、それを取り出して、かつらむきにし、短冊や色紙にしたり、造花材料にしていたそうです。 |
更新日:2023年10月12日 16:07:31