No.30 オオバグミ(H12.11.8)

撮影 H10.10.25 城が島
オオバグミ(マルバグミ)(グミ科グミ属)

 関東地方以西、四国、九州の海岸付近にに生えるつる性の常緑低木です。神奈川県内では、真鶴半島と三浦半島が分布の中心です。
 若い枝は直立して長くのび、そこから出る小枝は、逆向き(下向き)です。枝には稜角があり、鱗片を密生しています。
 葉は互生し、他のグミより大型です。革質で、表は深緑色の光沢がありますが、裏面は銀白色の鱗片で覆われています。
 花期は10~11月で、小枝の葉の付け根に、数個ずつまとまってつきます。萼は、子房を包んでくびれがあります。これも鱗片が密生しています。
 果実は、冬を越して春に熟し、食べられます。中に種子が一つ入っています

 

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更新日:2023年10月12日 16:17:21