月報 2004年度 4月号
平成16年(2004年)4月1日
編集発行・横須賀市教育研究所/代表・五ノ井文男
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巻頭
教職員に求められるもの
◆すべての校種にわたり、新学習指導要領が実施されましたが、依然として特色ある取り組みが各学校の大きな懸案になっていると思います。先般、学習指導要領の一部改正も行われました。本当に変化の激しい教育の世界です。しかし、このような変化の時代だからこそ立ち戻る必要があるのは、「教職員の仕事とは何か」、「教職員に求められるものは何か」という問であると思います。 | ◆仏教の用語に「佛凡同居(ぶつぼんどうご)」という言葉があります。佛と凡夫とが自分の中に仲良く住んでいるのですが、気づきません。凡夫とは現実の自分です。それに対して、佛とは、理想の自分とも本来の自分とも解釈します。健康な心とは、この二人が自由に頻繁に会話ができる状態です。二人の会話により過ちを正せるということです。 |
◆昨年度の初任者研修において、今の教師に求められる資質・能力というテーマでお話をする機会を得ました。趣味である野草や鳥の観察を例にしながら、教師のあるべき姿について話をさせていただきました。話は、「花や鳥は、観ようとする“関心・意欲”と、その対象に対する“知識・技能”のどちらが欠けても、目の前にある物が見えないし気づかない。そして、そのことは、教育の世界においても同じことが言え、子どもをよりよく理解しよう、育てようという関心や意欲を持つのは言うまでもなく、能力や問題を見抜く知識やそれに対応する技能を早く身に付けることが大切です。」というような内容でした。 これは、教職員には、Heart(感性・感受性・関心・意欲)、Head(知性・知恵・知識・発想・構想)、Hand(技能・技術・技法)の3Hが大切であるということです。特に、青少年の様々な問題がクローズアップされている今の時代こそ、教師には感性や意欲とともに温かい心(Heart)が求められているのではないでしょうか。もちろん、学校は、子どもに確かで豊かな学力を育てる場所でなければなりません。そのためにも、今後ますます、教材に対する解釈力や授業構想力といったHeadやHandにかかる教師の力量が求められていくことは言うまでもありません。 |
◆私が初任者の頃、ある尊敬する先生に、生意気にも“教師って役者でなければいけませんね。”と言ったことがあります。その時、先生は“そうではないよ、役者よりむしろ演出家でなくてはならない。子どもと一緒に遊んでいても、どこか高いところから遊んでいる自分を見ていなければならない。”と言われました。30年たった今でも印象深く覚えています。考えてみますと、メタ認知を持つことの重要さを教えていただいたのだと思います。メタ認知とは、ご存じのように、自分の心の中に司令塔ともいえるもう一人の自分を立て、自分は何が分かり何が分からないのかが分かる営み、あるいは、自分が行う様々な行為を監視したり、コントロールしたり調整したりする働きです。これからの教師には、自分の立てた教育に関する目標や計画を修正したり改善したりする、メタ認知能力が大切であろうと思います。 |
◆教師には、3Hが不可欠ですが、その3Hも一度身に付ければそれで良いということではなく、常に見直し、深め、高めていく必要があります。3Hを見直せるもう一人の自分を育て、自分の中のもう一人の自分と会話し、常に前向きな教師でありたいものです。 | |
(所長 五ノ井 文男) |
研修セクション
平成16年度 教育研究所研修計画
横須賀市教育研究所では、21世紀を生きる子どもたちの教育を支援するため、本市教職員が自主的・主体的研修活動を展開し、自己の生涯にわたる研修に関するビジョンを確立できるよう、各種事業を推進します。
◆初任者研修
(1) | 4月20日(火) | 横須賀の教育 | 教育研究所 |
(2) | 5月18日(火) | 学級経営 1 | 教育研究所 |
(3) | 6月1日(火) | 教科指導 1 | 大塚台小学校・上の台中学校 |
(4) | 6月15日(火) | 児童・生徒指導 | 横須賀アリーナ |
(5) | 6月29日(火) 11月30日(火) |
障害児教育 | 養護学校・ろう学校 |
(6) | 7月6日(火) | 道徳教育 | 沢山小学校・武山小学校・常葉中学校 |
(7) | 7月26日(月) | 情報教育・教育相談 | 教育研究所 |
(8) | 8月2日(月) | 総合的な学習の時間・服務 | 教育研究所 |
(9) | 8月3日(火) | 保健安全指導 | 本庁 |
(10) | ◎社会体験研修(2日間) | 各校で企画・実施 | |
(11) | ◎校外課題研修(3日間) | 各校で企画・実施 (各研修会場) | |
(12) | 8月23日(月)~8月24日(火) | 宿泊研修・自然体験活動・班別協議 | 湘南国際村 |
(13) | 9月14日(火) | 教科指導 2(小学校) | 教育研究所 |
9月28日(火) | 教科指導 2(中学校) | 教育研究所 | |
(14) | 9月~11月 | 他校種間交流(2日間) | 市内幼稚園・小学校・中学校・高等学校 |
(15) | 10月26日(火) | 校外授業研究 | 該当中学校 |
(16) | 11月16日(火) | 校外授業研究 | 該当小学校 |
(17) | 12月~1月 | 同校種間交流 | 市内小学校・中学校 |
(18) | 12月27日(月) | 国際理解教育 | 教育研究所 |
(19) | 1月25日(火) | 人権・同和教育 | 教育研究所 |
(20) | 2月8日(火) | 実践報告会 | 教育研究所 |
◆2年次教職経験者研修 開始時刻:15:30
(1) | 5月11日(火) | オリエンテーション、グループ協議 | 教育研究所 |
(2) | 6月8日(火) | 講義「教職員に求められる資質」 横浜国立大学教授 髙木展郎 |
教育研究所 |
(3) | 11月10日(水) | 実践交流、研究協議 | 教育研究所 |
◆6年次教職経験者研修 開始時刻:(1)(3)(4)(6)は15:30 (2)(5)各校企画
(1) | 5月7日(金) | 講義「子どもを活かすための授業方法の改善」 横浜国立大学教授 髙木展郎 |
教育研究所 |
(2) | 5月~7月 | 授業研究、研究協議 | 各勤務校 |
(3) | 5月~1月 | 教育相談研修講座から選択 | 総合福祉会館 |
(4) | 9月29日(水) | 教科指導に関するレポート協議 | 教育研究所 |
(5) | 9月~12月 | 授業研究、研究協議 | 各勤務校 |
(6) | 10月20日(水) | 講義「在日外国人の教育にかかわる課題について」 川崎市ふれあい館館長 裵 重度 |
ヴェルク |
◆11年次教職経験者研修 開始時刻:(1)14:00 (4)(5)(6)(8)9:30
(1) | 4月30日(金) | 講話 教育研究所長 | 教育研究所 |
(2) | 年間(20日) | 校内研修(授業研究・教材研究・児童生徒指導研究) | 各勤務校 |
(3) | 夏季休業(5日) | 社会体験研修(事業所体験研修) | 各事業所 |
(4) | 7月27日(火) | 授業実践講義 | 教育研究所 |
(5) | 8月9日(月) | 学校教育相談と児童生徒理解、協議 | 教育研究所 |
(6) | 夏季休業(5日) | 夏期研修講座から選択 | 各研修会場 |
(7) | 9月~2月(2日) | 教科指導に関する研修 (研究委託校研究会) | 研究発表校 |
(8) | 1月6日(木) | 講義「社会から見た学校教育」 外部講師 | 教育研究所 |
◆21年次教職経験者研修 開始時刻 (1)(2)(6)15:30 (4)(5)(7)9:30
(1) | 4月27日(火) | 講義「管理運営規則と教育法規」 | 教育研究所 |
(2) | 6月16日(水) | 講演「職員の連携と危機管理」 | 教育研究所 |
(3) | 4月~3月(1回) | 人権同和に関する講座より1講座を選択 | 各研修会場 |
(4) | 8月4日(水) | 講演「今日的教育課題のとらえ方」 | 教育研究所 |
(5) | 8月20日(金) | 講演「総合的な学習の時間と特色ある教育活動」 | 教育研究所 |
(6) | 10月15日(金) | 講演「学校教育の諸問題とその対処」 | 教育研究所 |
(7) | 1月5日(水) | 実践発表、研究協議 | 研究発表校 |
◆管理職研修 開始時刻(1)(3)15:30 (2)9:30~(全日)
会場は教育研究所第1研修室
校 長 |
(1)5月6日(木) | 学校を創る ~新しい学校づくりの視点と課題~ |
横浜国立大学教授 髙木 展郎 |
(2)8月10日(火) | 学校における組織マネジメントのあり方 | 横須賀市教育委員会 | |
(3)12月3日(金) | 民間企業における人材育成 | 横浜ベイシェラトンホテル&タワーズ 袖山 雅弘 |
|
教 頭 |
(1)5月25日(火) | 教頭の職務 | 横須賀市教育委員会 |
(2)8月17日(火) | 学校における組織マネジメントのあり方 | 横須賀市教育委員会 | |
(3)12月7日(火) | 人権・同和教育の推進 | 神奈川県子ども人権専門委員 鈴木 節夫 |
◆英語教員集中研修 開始時刻 9:00~(全日)
(1) | 8月2日(月) | オリエンテーション、基調講演他 | 指導主事、外部講師 | 横須賀総合高等学校 |
(2) | 8月3日(火) | 英語スキルアップ研修、指導法改善研修 | 指導主事、外部講師 | 横須賀総合高等学校 |
(3) | 8月4日(水) | 英語スキルアップ研修、指導法改善研修 | 指導主事、外部講師 | 横須賀総合高等学校 |
(4) | 8月5日(木) | 英語スキルアップ研修、指導法改善研修 | 指導主事、外部講師 | 教育研究所 |
(5) | 8月17日(火) | 英語スキルアップ研修、指導法改善研修 | 指導主事、外部講師 | 横須賀総合高等学校 |
(6) | 8月18日(水) | 英語スキルアップ研修、指導法改善研修 | 指導主事、外部講師 | 横須賀総合高等学校 |
(7) | 8月19日(木) | 英語スキルアップ研修、指導法改善研修 | 指導主事、外部講師 | 横須賀総合高等学校 |
(8) | 8月20日(金) | 授業指導案作成、シラバスデザイン他 | 指導主事、外部講師 | 横須賀総合高等学校 |
◆教育課程担当者研修
小 学 校 |
5月12日(水) 15:30 中学校と合同 |
教育研究所 | 講義「教育課程の編成と展開-総合と教科をつなぐ-」 横浜国立大学助教授 加藤 圭司 |
6月30日(水)15:30 | 教育研究所 | グループ協議交流 「校内研修の企画と運営」 | |
8月26日(木)9:30 |
教育研究所 | 講演「これからの学校教育のあり方 -『開かれた学校』を具現化する学校外教育との連携を考える-」 帝京大学助教授 佐藤 晴雄 |
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9月15日(水) 15:30 | 教育研究所 | 演習「学校運営マネジメント初級コース」 | |
12月27日(月) 15:30 中学校と合同 |
ヴェルク | 講義(演習)「学校評価シート作成に向けて」 横浜国立大学教授 影山清四郎 |
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中 学 校 |
5月12日(水) 15:30 小学校と合同 |
教育研究所 | 講義「教育課程の編成と展開-総合と教科をつなぐ-」 横浜国立大学助教授 加藤 圭司 |
6月25日(金) 15:30 | 教育研究所 | グループ協議交流 「校内研修の企画と運営」 | |
8月26日(木) 9:30 小学校と合同 |
教育研究所 | 講演「これからの学校教育のあり方 -『開かれた学校』を具現化する学校外教育との連携を考える-」 帝京大学助教授 佐藤 晴雄 |
|
10月27日(水) 15:30 | 教育研究所 | 演習「学校運営マネジメント初級コース」 | |
12月27日(月) 13:00 小学校と合同 |
ヴェルク | 講義(演習)「学校評価シート作成に向けて」 横浜国立大学教授 影山清四郎 |
◆初任者研修拠点校指導教員研修 開始時刻 (1)~(5) 9:30~(全日)、(6)13:30
会場は教育研究所会議室
(1) | 4月6日(火) | オリエンテーション | 所長講話、研究協議、事務連絡 | 教育研究所長、指導主事 |
(2) | 6月8日(火) | 拠点校指導に関する研修 | 研究協議、実践報告 | 指導主事、拠点校指導教員 |
(3) | 7月13日(火) | 現代教育課題に関する研修 | 研究協議、実践報告、教育課程全般 | 指導主事、拠点校指導教員、外部講師 |
(4) | 10月19日(火) | 現代教育課題に関する研修 | 研究協議、教育課程全般、指導教員連絡協議会 | 指導主事、外部講師 |
(5) | 2月15日(火) | 拠点校指導に関する研修 | 研究協議、実践報告 | 指導主事、拠点校指導教員 |
(6) | 3月15日(火) | まとめの研修 | 所長講話、研究協議、実践報告、報告書作成 | 教育研究所長、指導主事 |
◆学校図書館司書教諭研修
(1) | 5月19日(水) | 15:30~17:00 | 教育研究所 | 指導主事、外部講師、実践教諭 |
(2) | 2月4日(金) | 15:30~17:00 | 教育研究所 | 指導主事、外部講師、実践教諭 |
◆情報教育担当者研修
研修オリエンテーション | 日程未定 | 15:30~17:00 | 会場未定 | 指導主事 |
情報教育担当者研修 | 8月2日(月)~8月4日(水) | 9:00~16:00 | 大塚台小学校 | 指導主事、外部講師 |
◆登校支援担当者研修 開催時刻13:30
(1) | 4月21日(水) | わが校の不登校対策他 | 坂本中学校教員、訪問相談員、相談教室等担当者等 |
(2) | 9月15日(水) | 不登校の初期対応のポイント他 | 教育相談コーディネーター、訪問相談員等 |
(3) | 1月18日(火) | 効果的な保護者支援のあり方について他 | 教育相談コーディネーター、訪問相談員等 |
◆夏季研修
7月21日(水)~8月20日(金)を基本的な日程として実施します。
詳細は6月中旬以降に各学校へ配布する「夏季研修要項」、及び教育研究所ホームページをご覧下さい。
◆理科実験講座
(1)理科基礎技術講座
開始時刻 (1)(2)(3)15:30、(4)8:40、(5)13:00、(6)14:00 会場は別途連絡
(1) | 5月26日(水) | 自然観察会~春の植物~ | 植物研究家 八田羽榮一 |
(2) | 6月9日(水) | 観察・実験基礎技術2~科学の扉~ | 教育研究所指導主事 坂庭 修 |
(3) | 7月7日(水) | 観察・実験基礎技術2~理科室環境と実験器具操作~ | 教育研究所指導主事 坂庭 修 |
(4) | 7月30日(金) | 自然観察会~海の生き物~ | 千葉県立博物館 朝倉 彰 |
(5) | 8月19日(木) | 地域の環境を学習に生かす(仮題) | (予定)EMP Company 森 高一 |
(6) | 8月20日(金) | 観察・実験基礎技術2~事故防止とガラス器具作製~ | 教育研究所 坂庭 修 |
(2)小学校・中学校理科教材研究講座
開始時刻(1)(2)(4)15:30、(3)10:00 会場は別途連絡
(1) | 6月2日(水) | 校内樹木調査 〈全校種〉(仮題) | 県立高校教諭 横山 一郎 |
(2) | 6月30日(水) | 星や月〈小4〉 | 大塚台小教諭 梶川 友恵 |
(3) | 8月20日(金) | 学校ビオトープづくり 〈全校種〉(仮題) | 不入斗中教諭 長谷川 隆 |
(4) | 9月22日(水) | 天気の変化〈小5〉 | 津久井小教諭 伊藤 英幸 |
◆教育課題研修 開始時刻 15:30 会場は教育研究所第1研修室または第2研修室
(1) | 5月21日(金) | 三浦半島の自然を教材に | 国立教育政策研究所総括研究官 五島 政一 |
(2) | 6月11日(金) | 教師が取り組む不登校対策 | 国立特殊教育総合研究所 情緒障害教育研究室長 花輪 敏男 |
(3) | 7月2日(金) | なぜ学校は地域と連携するのか | 元中学校長 堀越 和宣 |
(4) | 9月29日(水) | 考える力を育む授業の工夫-IT機器を使って- | 鶴久保小学校教諭 遠藤まゆみ |
(5) | 10月22日(金) | パネルディスカッション「本市で取り組む不登校対策」 | 本市各課・教育委員会 |
(6) | 11月12日(金) | 学校評価で学校が変わる | 横浜国立大学教授 影山清四郎 |
(7) | 11月30日(火) | 学校を「意味のある学び」の場に | 鎌倉女子大学助教授 高垣マユミ |
(8) | 1月28日(金) | よこすかの子ども | 教育研究所研究員 市内小中学校教諭 |
◆教育相談研修 開始時刻 15:30 会場は総合福祉会館4F会議室
(1) | 5月12日(水) | 「不登校への支援~今後の方向性を探る~」 パネルディスカッション *不登校対策(1) |
スクールカウンセラー、養護教諭、汐入小学校相談学級・公郷中学校相談学級担任 今泉 岳雄 |
(2) | 6月4日(金) | 「リストカットにどう対応するか ~精神科医からのアドバイス~」 |
国立精神・神経センター 精神科医 松本 俊彦 |
(3) | 7月2日(金) | 「IEPを作成してのLD児への支援 ~教師が作成できるIEP~」 |
国立特殊教育総合研究所 病弱教育研究室員 海津亜希子 |
(4) | 9月10日(金) | 「不登校への支援 ~新たな視点から学校体制をいかに作るか~」 *不登校対策(2) |
国立特殊教育総合研究所 情緒障害教育研究室長 花輪 敏男 |
(5) | 10月15日(金) | 「子どもの心を育むグループトレーニングの実習」 | カウンセラー・学校心理士 渡辺 悦子 |
(6) | 11月26日(金) | 「不登校の子どもを勇気づける教師の関 わり方」 *不登校対策(3) |
岡山理科大学講師 カウンセラー 中島 弘徳 |
(7) | 12月1日(水) | 「教室で生かせるAD/HD児への対応」 | 玉川大学助教授 本田 恵子 |
(8) | 1月14日(金) | 事例研究会「保健室で関わった気になる子ども」 | 横須賀市立学校養護教諭 |
◆情報教育研修
(1)実務コース 開始時刻 16:00(夏季休業中は9:00) 会場は教育研究所
ウイルス対策とネットワーク | 5月7日(金) 5月18日(火) 7月28日(水) |
メールとネットワーク | 5月11日(火) 5月14日(金) 7月29日(木) |
ワープロソフト(ワード) | 5月21日(金) 5月25日(火) 6月8日(火)7月22日(木) 7月29日(木) 9月24日(金) |
表計算 | 5月28日(金) 6月11日(金) 7月23日(金)7月30日(金) 9月28日(火) |
プレゼンテーション(パワーポイント) | 6月15日(火) 6月25日(金) 7月27日(火)8月3日(火) |
画像処理 | 6月22日(火) 6月29日(火) 7月26日(月)8月3日(月) |
ホームページ作成 | 7月6日(火) 7月9日(金) 7月28日(水)8月4日(水) |
(2)授業活用コース 開始時刻 9:00 会場は教育研究所
小学校教育用ソフト活用 | 7月22日(木)7月23日(金) |
(3)管理職コース 開始時刻 9:30 会場は教育研究所
校長対象 | 6月9日(水) 6月16日(水) | 教頭対象 | 5月19日(水) 5月21日(金) |
(4)HP管理コース 開始時刻 16:00 会場は教育研究所
小学校、中学校対象 | 10月19日(火) 10月22日(金) 10月26日(火) |
中学校、ろう、養護学校、総合高校対象 | 10月29日(金) 11月 9日(火) |
(5)講演会:「学校におけるITの活用」(仮題) 月日、講師未定 15:30~17:00
◆出前研修
学校の要請に応じて、学校訪問して研修を行います。
(指導主事:木屋・北村・椿本・望月 TEL834-9308)
教育相談セクション
-15年度の相談統計まとめと特徴-
平成15年度の相談件数は、昨年度より19件減少して182件でした。相談回数は75回減少して1374回でした。教育研究所の受理相談数が減少した大きな理由としては、学校にスクール・カウンセラー等の配置が進んでいる成果の表れだと考えられます。より身近なところに相談できる場所ができ、早期に対応できるのは良いことです。スクール・カウンセラーから教育研究所を紹介されたケースも数件ありました。相談のネットワーク作りを進めていく必要性を感じます。 受理相談件数・回数は減少しましたが、非社会性(不登校)の相談が占める割合は、昨年度よりも高くなりました。不登校に関する相談は101件、886回で、相談件数全体の約55.5%を占めています。不登校の相談は圧倒的に中学生とその保護者が多く、小学生の34件に対し、中学生は66件ありました。原因・きっかけでは、不安など情緒混乱に起因するものと学校生活に起因するものが多くありました。不登校はますます多様化し、個々のケースによってまったく違う対応を必要としているために、支援の方法が難しくなっています。 |
15年度の電話相談の受理件数は554件で、昨年度より209件も減少しました。特に中学生に関しての相談が100件ほど減少しています。これも面接相談の減少と同様に、校内に配置されているスクール・カウンセラーや心の教室相談員の相談活動が定着したことの表れであると同時に、教育研究所以外にも青少年の相談を受け入れる機関が多くあり市全体の相談機能が充実し、分散化が図られた結果であると考えられます。 相談を内容別に見ると、身体・神経に関する相談が133件(24%)と一番多く、次いで家庭教育120件(22%)となっています。電話相談では例年比率の高かった不登校に関する相談が減少しています。不登校の相談に電話だけで対応するのには限界があることから、相談者も相談形態を考慮した上で選んでいることがうかがえます。相談対象者としては、大人、特に母親からの相談が大部分を占めていますが、昨年よりも高校生本人からの相談が増えました。学校学級経営相談、Eメール相談、今年度から始まった訪問相談の状況については、「教育研究所 所報」をご覧ください。 |
(指導主事 下川 紀子) |
(指導主事 下川 紀子) |
こくばん
不登校を考える |
不登校対策自己評価シート |
先生方の周りにいる不登校児童生徒への関わり方について、自己評価してみませんか。 評価項目ごとに、現在、ご自身や学校が実施している不登校対策(予防的なものも含まれる)について、2段階で自己評価し、該当する解答欄に○を記入してみてください。 |
番号 | 評 価 項 目 | できている | できていない |
1 | 不登校の解決を念頭においた児童生徒理解と、指導の充実が行われていますか。 | ||
2 | 保護者の悩みや心配ごとを共感的に受けとめ、家庭との連携をスムーズに行っていますか。 | ||
3 | 学級の児童生徒の不登校の問題が学校全体の問題として受けとめられ、その解決に向けて学校が組織として機能的に働いていますか。 | ||
4 | 毎日、児童生徒の出席を確認し、欠席しがちの児童生徒の状況を把握していますか。 | ||
5 | 児童生徒の様子を自分の目で観察するように努めていますか。 | ||
6 | 児童生徒や保護者が気軽に相談できるように、日頃から挨拶や言葉かけなどを配慮して行っていますか。 | ||
7 | 欠席しがちな児童生徒について、学級担任、学年主任、養護教諭と話し合ったり、管理職に報告をしたりしていますか。 | ||
8 | 教育相談カード等により個人の記録が残され、継続的な指導をする体制ができていますか。また、実際、継続的な指導をしていますか。 | ||
9 | 教育相談研修会を受講したり、学年会等でその成果を共有したり発表したりする機会が設けられていますか。 | ||
10 | 不登校に関する校内研修会や事例研究会を実施していますか。 | ||
11 | 学校だより、学年通信、学級通信及び保護者会、PTAの会合等の機会をとらえて、不登校の予防のための働きかけをしていますか。 | ||
12 | 他校の事例、新聞や雑誌の記事、その他不登校に関する資料を活用するなどして、意識を高めようとしていますか。 | ||
13 | 学区の小学校の不登校児童生徒の状況の把握、並びに小学校・中学校の教員との情報交換が行われていますか。 | ||
14 | 教育相談に関する外部の関係諸機関について理解し、連絡先の一覧表を準備するなどして、連携がスムーズに行われるよう配慮していますか。 |
いかがでしたか。上記の評価項目を心にとめていただきながら、児童生徒とかかわっていただければ幸いです。
(不登校対策専門部会 北村 耕一)
■お詫びと訂正
月報472号(2月1日発行)の記事中に誤りがございましたので、ここにお詫び申し上げるとともに、以下のように訂正させていただきます。
5ページ左段9行目のホームページコンクールのイントラ内アドレスを以下のよう訂正致します。
http://schoolnet/schoolnet/hpcontest/
なお、ご覧頂くことができる期間も4月30日までと致します。
更新日:2023年10月31日 16:01:51