月報 2001年度 9月号

 

平成13年(2001年)9月1日
編集発行・横須賀市教育研究所/代表・小山 雄二
E-mail: kenkyu@edu.city.yokosuka.kanagawa.jp

 

巻頭 特集 相談室 図書室
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巻頭


 

新鮮な社会の風を体験

 

~夏季の社会体験研修~

 

「教職員が学校以外の社会にも視野を広げ、社会との連携を図り、自らが体験学習の重要性を認識し、子どもたちに思いやりの心や公共心を深め、生きる力を育むための指導力の向上を図ること。」などを目標としている。


社会体験研修は、長期と短期がある。長期社会体験研修(本市は毎年1名で1年間)は、教職員課が行っていて、平成11年度は池上中(当時は追浜中)の河合健治教諭が東洋信託銀行へ、平成12年度は追浜小(当時は大矢部小)の安藤聖教諭が日本赤十字社神奈川支部で研修を行っている。


◆教育研究所が行っている短期研修は、本市において新規採用後10年を経過した公立小・中学校教員の中から、学校長の推薦や教育研究所長が指定している。平成13年度は10名が対象者となり、4日間の社会体験研修講座が計画されている。7月4日には、本研究所会議室において上記の安藤教諭に「民間企業体験から学ぶ、社会人としての資質とは」のテーマで講義をしていただいた。「災害救助や無線連絡など貴重な体験がで出来た。」「学校教育とボランティアの関わり方を考えることが出来た。」「会社組織と学校組織を比較し、それぞれの良さを知った。」「様々な人たちの出会いの中で学ぶものが大きかった。」など実際に体験した貴重な研修の成果を熱く話された。


◆21世紀教育新生プランにおいては、「教員の社会体験研修の大幅な拡大」が提言されている。


◆この夏季休業中には、本市でも2日間の社会体験研修が実施された。民間企業、社会福祉施設、社団法人施設、行政機関などとさまざまであった。短期ではあるが主体的、意欲的に行った。その貴重なさまざまな体験の成果をこれからの学校教育に生かしたいと思う。

 

◆横須賀市は、平成13年4月から中核市になり、希望と生きがいのもてる、活力あふれる美しい都市を目指して、変革と創造への挑戦を始めた。


◆教育においても、新しい教育理念と教育技術の構築が求められている。進展する国際化社会、情報化社会など変化の激しい社会において、自ら学ぶ意欲をもち、主体的に考え判断し行動できる、心豊かでたくましく生きる子どもの育成が求められている。それは、同時に教員に対しても求められるものでもある。教育職員養成審議会は、今後特に求められる教員の資質・能力として、「地球的視野に立って行動するための資質・能力」「変化の時代に生きる社会人に求められる資質・能力」「教員の職務から必然的に求められる資質・能力」の3点をあげている。


◆横須賀市の教職員研修は、「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」の改正により、当該中核都市で行うことになり、4ヶ月が経過しようとしている。基本教育研修は、教員の自主的・自発的な研修の意欲を基礎として、教員のライフステージに沿い、初任者研修などの教職経験者研修や管理職研修など職能に応じた研修を行ってきている。その中で、初任者研修や教職経験者研修などの機会に社会体験研修の実施が求められ、対人関係能力の向上、学校運営上の効果、意欲の向上、視野の拡大などの社会体験研修の充実が期待されている。


社会体験研修は、平成11年度から県の教育センターで始まった新しい研修で、おもに夏季休業中に行われていたものである。今年度からは、初めて研究所が中心になって行っている。

 

(小山 雄二)

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特集


 

カットは岩戸中学校 古谷尚先生の作品です。

 

まず「わからない」状態にさせること わかる授業の創造
浦賀中学校  教諭 浅間 雅彦 山崎小学校  教諭 高橋 松江

「子どもは本来みんな学びたがっている」という言葉があります。教師のつまらない授業を批判する時に良く用いられる,「お子さま信仰」的なこの言葉が私は大嫌いですが,こういう言い方なら,間違いなくできるのではないかと思っています。「子どもはみんな,わかりたがっている」と。
 「わかる」喜びを知ってもらうためには,まず,「わからない」という状態,そして「何とかしてわかってやるぞ!」という気持ちに,生徒たちをさせなければなりません。それを考えるのが,教材研究,授業研究の基本だと思います。
 一例を挙げましょう。俳句の授業です。
 「雀らも海をかけて飛べ吹き流し」
            石田波郷
 「雀たちも,海に向かって飛びなさい。あの吹き流し(鯉のぼり)のように」という読解をした後,鯉のぼりと雀の絵を描かせ,こう質問します。

 

1.    鯉のぼりと雀の向きは一緒か,別か。
2.    海は鯉のぼりや雀の向いている方にあるか,それとも反対側にあるか。
3.    向きが同じで,しかも海に向いていることがわかる証拠を俳句の中から1文字で探せ。
4.    この時海に向かって飛ぶと,どんな状態か。  

 
 私はいつも中学3年生の授業開きでこの俳句を取り上げます。生徒は句をめぐって,何度も「?」という状態になり,考えたり相談したりしながら,「も」という1文字が,この句の場面を絵として描ける根拠になっていることを「わかり」,そして「考える喜び」を知っていきます。そして,最後の質問が「主題」に結びついていく,やや難しい「解釈論」も納得して受け止めてくれるのです。
 「わかる」授業は「わからない」「わかりたい」と,生徒に思ってもらうことから始まるのです。

 私達は,一日の学校生活の中で,いろいろな場で子どもたちに接しています。その中でも授業を通して子どもたちと接することが一番多いのではないでしょうか。それだけに,一時間一時間の授業はおろそかにできないと思います。
 新しい学習に入る時には,どうしたら子どもたちに興味を持ってもらえるか,子どもたちにどんな教材で,どのように展開していったら良いか等を考えます。なかなか,すぐには良い考えが浮かびません。そんな時,教科書や指導書以外の本を開いたり,経験された方の話を伺ったり,自分で実際にやってみたりと試行錯誤しながら,その中で一番良いのではないかという方法で取り組んでみます。しかし,だからといって,必ずうまくいくとはかぎりません。でも,自分が悩めば悩む程,その授業の問題点が見えてきて,今後はこうすると良いのではないか,こんな取り組みもできるかもしれないという思いがわき,次の授業につながっていく気がします。
 また,授業をすすめるうえで,体験させる場を設け,実際に体験させることは,子どもたちにとって大きな刺激となり,喜びともなりうるので,子どもたちの五感にうったえることのできるような場を設定することも大切だと思います。この体験を通して子どもたちの興味・関心を引き出し,子どもたちが意欲をもって課題に取り組む。そして,子どもたちが目的意識をしっかり持って,学習をすすめていく。それが「わかる授業」につながる一歩になるのではないでしょうか。

 

日本の楽器もおもしろい

「壁紙進化論!?」

常葉中学校  教諭 石渡 知美

荻野小学校  教諭 辻居 薫

 鑑賞の授業で日本音楽を取り上げる時,必ずと言っていいほど「眠くなった」「つまらなかった」という生徒の感想が出てきます。教師側にも,日本の音楽や楽器を専門に勉強したことがない苦手意識があり,楽しい授業を展開されていくことが,なかなか困難でした。
 長唄『勧進帳』が共通教材として取り上げられた時,歌舞伎好きな私は,私物のビデオ等を使い何種類もの歌舞伎音楽を紹介して興味を持たせようと思いましたが,結果は逆効果でした。
 生徒たちが歌舞伎をはじめ日本の音楽に親しんだり良いものだと感じられる方法はないかと思っていたある時,私は自由にさわれる三味線と出会いました。今まで見たことはあっても手にすることのできなかった未知の楽器に触れる喜び,音を出す,音色を工夫する,曲を演奏できるようになりたい・・・またとない機会が与えられ深まる関心と夢中になっていく自分を感じました。
 生徒たちもきっと興味を示すだろうと考え,三味線を手にする展開で,長唄『勧進帳』の学習を行いました。はじめはあまり長唄に関心を持たなかった生徒たちも,楽器との出会いにより,大人の私以上の反応の良さで,関心を高めていきました。わずか一時間少々の楽器とのふれあいでしたが,学習意欲は向上して,長唄『勧進帳』の聴き方も明らかに変わっていきました。
 私たちは楽器を演奏することへのあこがれを持っています。吸収力の良い子どもたちには,ギターやドラムばかりでなく,和楽器も同じように楽しく,かっこよく演奏できるのだという体験をさせ,次の学習へ発展させていけたら素晴らしいなと思っています。
 先日とある理科の研究会で,3年生の観察記録は時間がかかって・・・という話を耳にしました。なるほどと思う反面,低学年の集中力の持続を考えると,はて?,と考えてしまいました。話を    
聞くと,ただ白い紙を渡して書かせているとのこと。3年生の持つ,限りあるエネルギーを有効に活用するためには,日付や題名,絵や文の配分などはひな形を用意してあげた方がよいのにな・・・と思いました。時間がかかるのは書き方がわからなくて戸惑っているだけで,あまり有効な時間の過ごし方ではないように思うからです。
 そこで私の持論を一つ「壁紙進化論」をお話させていただきます。皆さんも観察記録を壁に貼ったり,クリアホルダーに入れて掲示するなど,子ども同士で見合う機会を作られていることと思います。お互いに見合うことで,友達の良い点,自分の足りない点について気づき,話し合うことができ,効果的です。しかし,その単元が終わると,もしくは次の観察記録をすると,上に貼り重ねてしまい,もう前のカードは見えなくなってしまいますよね。そこで,良い観察カードを2~3点選んでコピーし,理科室の壁などに貼り出します。それは単元が終わっても,さらにはその年度が終わってもそのままにします。そして,明くる年の同じ単元で観察記録を取った後,その年の良いカードと取り替えるのです。
 壁のカードを何気なく見て過ごしている子どもたちは,観察記録の書き方が無意識のうちに入っていき,初めから高いレベルでの観察活動が出来,記録も的を得た良いものを書くことが出来るようになります。そしてその記録は去年よりも今年の方がレベルが高く,次年度はさらに良い記録となっていきます。ただ貼っておくだけで,毎年より良いものが残されていくのです。
 子どもたちが頑張って書いた記録を,その場で終わらせることなく,効果的に活躍させてあげては如何でしょうか。

 

-写真と本文は関係ありません-

 

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相談室


 

 

<子供とともに>

 

-やる気を引き出す-

教育相談室

 

 

◆夏休みが終わると,子どもたちはひとまわり大きく,たくましくなって登校してきます。小学校3年生のT君も,真っ黒に日焼けした元気な笑顔で,水泳の上達ぶりを報告してくれました。
 「僕,顔に水がかかっても平気になったよ。きっと,もうすぐ泳げるよ。」わずかな進歩でも,T君にとってはすごく嬉しい事なのです。興奮して目が輝いています。
 T君はみんなと同じことができるようになりたいという気持ちを人一倍強く持っていますが,自分の思うようには勉強や運動ができません。ストレスがたまると,情緒不安定になって,お母さんに当たり散らすこともあります。「もうやめた。どうせダメだ。」そんな時の口癖です。
 1学期終わりのプールの時間では,水に顔をつけるのが怖くて,一歩を踏み出せない自分に悔しい思いをしました。周りに励まされて,洗面所で顔に水をかける練習から始めたT君は,やっと水に慣れてきたところです。泳ぐところまでいくのは時間がかかると思いますが,彼が「泳げるようになるぞ。」と意欲を持てたことが何よりです。彼がそんな気持ちになれた背景には,学校での友達の励ましがありました。


◆T君の学校では,学年の先生方が相談して,昨年度とは水泳の授業の方法を変えたそうです。今年は,様々な泳力レベルの子どもを一つのグループにして,泳ぎの得意な子どもがリーダーとなって他の子どもを援助できるような,子ども相互の協力関係を重視した指導法に変えました。
 昨年度までは,子どもを泳力別のグループに分けて,それぞれの泳力に合わせたグループ指導をしてきました。どこの学校でも行われている一般的な方法です。
 教室での授業でリーダーシップをとれる子どもが,プールの時もリーダーになるとは限りません。子ども同士も,普段の学習場面ではわからなかった仲間の意外な力や良さを再認識する絶好の機会になりました。

 泳ぎの苦手な子どもにとっても,友達の上達した姿を間近に見たり,一緒にがんばろうよと,励 まし合える仲間がそばにいることが,いちばんの刺激になるようです。

 

◆しかし,子どもたちに任せすぎると,熱心になりすぎる結果,苦手な子どもや要領の悪い消極的な子どもが責められて,かえって苦しくつらい思いをさせてしまうことがあるので気をつけなければいけません。
 先生方は,子ども同士が上手に支え合って効果的な練習ができるように,グループごとに進み具合をチェックして,プールサイドに集めては細かく練習内容や方法を指示していきました。
 リーダー役の子どもは,より自信を深め,思いやりの気持ちを持って仲間をサポートできるように,また,泳ぎの苦手な子どもは,仲間を信頼して勇気を持って挑戦できるようにと,そんな配慮も忘れませんでした。
 子どもたちはこうした活動の中で,泳ぎ方だけではなく,仲間同士の関係作りや助け合うことの大切さを学んでいきました。もちろんT君もその中のひとりです。


◆T君のお母さんは,プール指導を観た最初の頃には「あんなに泳ぎの上手な子と同じグループにされてTが可哀想に思えます。」と不安を感じていたようです。
 しかし,T君が仲間に励まされて弱音を吐かずにがんばっている姿を目にして,考えが変わっていきました。子どものやる気を引き出し,やればできるんだという自信を持たせることの大切さを改めて考えさせられました。

 

 

(教育相談室直通電話…34-9308・下川 紀子)

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図書室・資料室


 

図書の紹介

-新しい教育課程・総合的な学習- -教育相談-

 

・ 社会体験学習の展開と支援の方法
永田 繁雄 明治図書

 

・ 気軽にできる総合学習・体験学習
山本 公弘 東山書房

 

・ 国語科を核に総合的学習を創る
佐藤 洋一 明治図書

 

・ 数学科と総合的な学習
斎藤 昇 明治図書

 

・ 体育・総合的学習・実践30例
星野 裕二 明治図書

 

・ ひろげよう子どもの「選択」
  基本テク 37
加藤 幸次 教育開発研究所

 

 

*お知らせ
 サーバー室の増設工事に伴い、3階ロビーの書架の位置が変更になりました。 第2研修室横にあります。

 

 

 

 

 

・ エンカウンターこんなときこうする!
  小学校編
諸富 祥彦 図書文化

 

・ 子ども理解とカウンセリングマインド
青木 久子 萌文書林

 

・ 教師だからできる 5分間カウンセリング
吉本 武史 学陽書房

 

・ 教師のためのカウンセリングワークブック
菅野 純 金子書房

 

 

 

(図書・資料研究室直通電話・・・TEL36-2418 ・一栁 直行)

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  理科・環境教育


 

 長い夏休みも終わり,教室に子どもたちの活気が戻ってきました。いろいろな体験を通して一回りも二回りも大きくなった子どもたちと,多くの研修を通して指導力を高めた先生方とで,今学期もすばらしい問題解決の理科学習が展開されることでしょう。

 

お願い
 すでに各校に協力依頼をさせていただいております「児童・生徒研究集録作成」の件ですが,今月の中旬には原稿依頼を各校に配布させていただきます。原稿締切は11月はじめを予定しておりますので,早めのお取り組みをよろしくお願いいたします。
 併せて,夏休み後に提出されてきた理科分野における自由研究や作文,創意工夫作品などへの適切な対応をお願いいたします。

 

評価と指導の一体化を考える
 先月末に,小・中学校共に横須賀地区教育課程研究会第二日目が終了しました。今年度の教育課程研究会は,二年ぶりに一日目は授業提案が行われました。理科部会においては,指導と評価の一体化を図ることを柱に,一日目の授業提案では,実際指導案の中に評価計画を入れ,指導のねらいを明確にした上での授業を試みていただきました。また二日目は,小学校では6年「ものの燃え方と空気」の単元を通して,中学校では3年の選択理科を通して,それぞれ評価と指導の一体化についての考えを提案していただきました。
 これまでは,教師の指導によって技能や知識が子どもたちにどの程度身に付いたかをチェックするという傾向が強かった「評価」でした。しかし,今回の提案では,「評価」は子ども一人ひとりの良さや可能性をとらえること,つまり子ども理解であるという考えを前提としていました。評価観点を持って授業に望むということは,単に子どもたちをその観点でできたかできないかをチェックするのではなく,その観点から子ども一人ひとりを理解していくことなのです。観点を持っているからこそ他の部分も見えてきます。
ただ漠然と授業を行い,結果だけを見て子どもに評価を与えているのとでは大きな違いです。もちろん本時の評価観点もクラスの実態 をとらえて指導者自身が設定するのですから,指導のねらいが明確となり,授業も指導もより深いものになるはずです。これが指導と評価の一体化 だと考えます。評価のために授業があるのではありませんが,授業するからには評価は必要なのです。毎時間毎時間いくつもの評価観点が設定されるとは思いません。しかし,どのような指導をすべきなのか,そしてその後どのような指導をしていくべきかを考えるためにも,計画的に評価活動を進めていかなければならないのです。「お目目きらきら,活動いきいき」と言った観念的な評価,行き当たりばったりの印象的な評価ではなく,より客観性のある評価,指導と関連した計画性のある評価が求められているのです。来月には「理科における評価のあり方」と題した研修を予定しておりますので,ぜひご参加いただき,評価のあり方について考えていただきたいと思っています。(いろいろ言っても授業改善あっての評価なのですよね・・・。)

 

(理科研究室直通電話…TEL 36-6104 小田部英仁)

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情報教育


 

 「地域イントラネット基盤整備事業」で整備される機種が決まりました。小学校のコンピュータ教室のデスクトップ型パソコン21台はNEC製,小,中,ろう・養護学校のインターネット閲覧用端末のノート型パソコン各校は6台は松下製になりました。
 それぞれ周辺機器,アプリケーションソフトも決まりましたので,紹介します。

 

■小学校コンピュータ室パソコン■


・ パソコン NEC MATE 1GHz 128MB HDD30GB


・ カラーレーザープリンタ(1台)


・ CD-RW,DVD-RAM,MO(各1台)


・ スキャナ,液晶プロジェクタ,資料提示装置(1台),電子白板(各1台)


・    テレビ会議システム(1セット)


◎ アプリケーションソフト
一太郎スマイル完全版,プレゼンソフト「スーパーYUKI」,算数ソフト「マルチあきんど」,社会ソフト「データマップ神奈川」,理科ソフト「図鑑NAVIシリーズ」,「音楽帳」,天文ソフト「ステラナビゲータ」,ローマ字練習ソフト,キーボード練習ソフト,画像処理ソフト,デジカメ編集ソフト,翻訳ソフト,ホームページ作成ソフト等

 

 

■ノート型パソコン■

・ パソコン 松下「ヒト」CF-XIFM 700MHz 128MB HDD20GB

 

・ 無線LANシステム(アクセスポイント,カード)

 

・    A4白黒レーザプリンタ(1台)

 

・ A3カラーインクジェクタプリンタ(小学校)

 

・  メモリーカードリーダライター(1台)

 

◎ アプリケーションソフト

        マイクロソフトオフィス,一太郎,翻訳ソフト,環境セキュリティソフト 等

 

(情報教育研修室直通電話・・・TEL37-1338・小谷 幸夫)

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研修案内


 

九月の研修案内

(写真は7/3初任研・市立ろう学校でのスナップ)

■ 基本研修

 ● 初任者研修
 4日(火)人権・同和教育
 9:30~16:00 教育研究所
 「人権尊重にたった教育」
  山梨学院大学教授 荒巻 重人 先生
 18日(火)小学校の学級経営と授業づくり(小学校初任者)
 9:30~16:00 教育研究所
 「小学校教育における学習活動の進め方と教材の価値 を考える」
  森崎小学校長 南 久直 先生


 ● 16年次研修
 28日(金)児童・生徒指導に関する研修
 15:00~17:00 教育研究所
 「学級・学年経営に関する問題について」
  千葉大学教授 清水 幹夫 先生

 

■ 現代教育課題講座
 18日(火)15:00~ 教育研究所
 「現代の子どもたちの心理と保護者への対応」
  立正大学講師 村尾 泰弘 先生

 

■ 教育課程開発講座
 19日(水)15:00~ 教育研究所
 「コミュニケーション能力を育てる総合的な学習」
  元川崎市立東小倉小学校長 塚田 庸子 先生

 

 

■ 管理職研修講座
 ● 教頭研修
 21日(金)15:00~ 教育研究所
 「開かれた学校・大岡の新しい教育課程」
  横浜市立大岡小学校研究主任 斎藤 一弥 先生

 

■ 学校教育相談研修講座
 11日(火)15:00~ 教育研究所
 「心の問題を持つ子へのアプローチ」
  横浜国立大学大学院助教授 吉川 玲子 先生

 

 

■ 情報教育研修講座

 ● 経験者コース 15:00~ 教育研究所
  ワープロコース  14日(金)・18日(火)
  表計算コース   21日(金)・25日(火)

■ 理科実験講座

 ● 小学校理科教材研究講座
  5日(水)15:00~ 教育研究所

 「光をあててみよう」(3学年)

 

■ 研究所学習会

 ● 情報教育コース 21日(金)18:00~ 教育研究所

 

言葉抄

「1学期を振り返って」初任者研修会記録(小学校)より 当たり前だが,何をやっても感じる指導力不足,「先生」としての貫禄のなさ,子ども達に申し訳なく情けなくて涙がでてきた時もあった。しかし,出口は必ずあると思い,毎日何かしらの本を読んで研究したり,先輩にたくさんのアドバイスをもらいながら,試行錯誤で様々なことに挑戦した。すると,「先生がいるから頑張れる。何でもできるよ」と手紙をくれる子や,「先生のクラスになってよかった。最高だ」と言ってくれる子,保護者からも感謝の手紙を頂いたりした時は,やりがいを感じた。やればやっただけ,誰かしらが認めてくれる。そのことを忘れずに,2学期もたくさんのことを吸収できるよう,頑張り続けたいと思う。

 

(基本研修担当 中山・木屋)

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こくばん


 

研究会だより

 

横須賀の教育
~保護者の期待する学校像について~

 

 本研究員会では、昨年度より「保護者の期待する学校像について」というテーマに基づいて調査研究を行ってきました。
 昨年度は、学級懇談会などで出された保護者の意見を整理しながら学校に対してどのようなことを期待しているのかを予想して、次のような内容の1次調査を実施しました。

 

1.学校生活
(1)平和安全について
(2)友人関係について
(3)先生について
2.学習
(1)授業について
(2)学力について
3.楽しい学校
(1)学校の楽しさについて
(2)学校参加について
(3)学校制限について

 

 

 1次調査の結果,学校に「楽しさの場」を求める意見と「ある程度厳しくても教えることはきちんと教えてほしい」という意見がありました。また,「学力・授業を優先にしてほしい」という意見と「授業以外の行事なども大切にしてほしい」という意見もありました。

 さらに,「学区制」や「高校入試制度」,「保護者の学校参加」の項目でも保護者の意見が分かれるものもありました。
 そこで,横須賀の保護者が学校に何を望むのか,教師に何を望むのかを中心に一つのテーマに対して,二者択一形式で調査内容の検討を進め,(1)学校の指導について,(2)授業・学習について(3)学校制度について,の三つのテーマで合わせて10項目の2次調査を実施することになりました。
 1次調査の結果と合わせて今年度中にまとめ,各学校の先生方の指導に役立ててもらえるように提示していく予定です。

 

 竹内 良雄(望洋小)
秋吉 玲子(桜小)
浅間 雅彦(浦賀中)

 

研究所9月の予定

 

◆ 教育課程開発講座

日時  9月19日(水)15:00~
場所 第1研修室
内容 「コミュニケーション能力を育てる総合的な学習」
講師 塚田 庸子 先生
 総合的な学習の時間の中で,コミュニケーシヨン能力を育成する手段として国際理解を取り入れている学校の実践を研修します。

 

◆ 現代教育課題講座

日時 9月18日(火)15:00~
場所 第1研修室
内容 「現代の子どもたちの心理と保護者への対応」
講師

松尾 康弘 先生

 講師の先生は,アメリカで話題を呼んだ~父親の復権~「この子にしてこの父あり」を翻訳,出版された方です。

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更新日:2023年10月31日 20:49:52