月報 2002年度 1月号
平成15年(2003年)1月1日
編集発行・横須賀市教育研究所/代表・小山 雄二
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巻頭
教育者としての
~未来を担うこどもたちを育て~
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21世紀に生きるこどもたちに対し、たくましく、心豊かに生きる未来社会に必要な力というものを予測し、そのような力を育てるための資質・能力を身に付けていくことが望まれているのである。日常生活の中はもちろん、研修などあらゆる機会に自己を磨き高める姿勢が大切であろう。
◆ 昨年は、政治経済の面で暗く厳しい話題が多かった。そんな中で明るいニュースもあった。ノーベル賞を二人の日本の方が同時に受賞したという田中耕一さんである。そのお二人が始めて対談したときのもようを新聞紙上で読んだことがある。
◆ 平成14年度、新しい学習指導要領によって、新しい学校教育はスタートした。これを受けて、特色のある学校、魅力ある学校づくりこそが教師の大きな課題である。「この学校で学んで良かった。」「この先生に学んで良かった。」と子どもたちが誇れるような学校・教師になりたいものだ。『教育は人なり』と言われるように、教師の責任は大きい。教師は、子どものために全力を尽くすという原点を自覚して、日々精進したいものである。
(教育研究所・主幹 五ノ井 文男) |
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◆ 科学・技術の発達、情報化・国際化の進展の中で、人間関係の希薄化、価値観の多様化が進み、変動の激しい社会である。そのような情勢の中、教育改革の年と言われた平成14年度も残すところ3ヶ月となった。新しい教育課程の実施で、各学校ともたいへんに慌ただしく、忙しく過ごされた9ヶ月間ではなかったかと思う。
◆ 教育は、言うまでもなく、『人が人を育てる』営みである。ましてや学校教育は対象が、未完成な子どもである。教師の子どもに与える影響は極めて大きい。未来に生き、未来を担う子どもたちを育てるために教師には何が求められているのだろうか。 |
特集
国際化と学校教育 |
外国籍児童の言語環境
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国際交流員から直接に
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浦郷小学校 国際教室教諭 田村 浩子
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上の台中学校 教諭 塚田 美保子
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学級担任の頃は、外国籍児童がほかの子どもたちと違和感ない言葉使いや振る舞いで、学級やお楽しみ会にとけ込んでいる様子を見て、取り出し授業(国際教室での1対1の授業)の必要性について消極的な感がありました。日本で生まれ育った子どももいるくらいですし。 |
本校の総合的な学習の時間「WL.U」(Wonder Land Uenodai)の全校テーマは『ヒト・生きる・環境』です。3年生は前期に『京都と伝統文化~日本の伝統文化に学ぶ~』ということで、修学旅行の体験学習を通して、日本文化がわたしたちの生活にどう関わっているのか、文化の継承に携わっている方とは等を考えてきました。
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相談セクション
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研修セクション
十二月の研修案内 |
<基 本 研 修>
初任者研修 ☆21日(火) 9:30~ 教育研究所 情報教育 ・講義「ネチケット、ネットの明暗」 横浜国立大学教授 大島 聡 先生 ・講義「本市のIT事情」 横須賀市教育研究所指導主事 小谷 孝夫
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<そ の 他 の 研 修>
教育課題研修講座 (第10回) ☆29日(水) 15:30~ 教育研究所 ・「特色ある学校づくり」 ~品川区京陽小学校の取り組み~ 品川区京陽小学校長 八重樫 憲一 先生
人権教育指導者養成講座 (第6回) ☆29日(水)15:30~ 教育研究所
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今年度計画された研修も,残すところわずかとなりました。いずれの研修も多くの先生方にご参加いただき,盛況かつ有意義に実施されましたことを感謝いたします。
基本研修の中の「16年次教職経験者研修」,「26年次教職経験者研修」においては,受講される先生方個人々が,教育課題研修講座,人権・同和に関する研修講座からそれぞれ一講座を選択して研修計画を立てていただきました。年度当初に立てていただきました計画ですので,諸事情により変更さぜるを得ないこともあったかと思います。その都度,管理職からご連絡をいただき,ありがとうございました。ご自身の研修計画が変更したりした場合,研修の日時・場所を見落とすことも考えられます。杞憂かと存じますが,今一度,ご確認していただき,ご出席の程,よろしくお願いしたいと思います。また,研修報告書の作成及び提出もありますので,重ねてよろしくお願いいたします。
(*「16年次教職経験者研修」「26年次教職経験者研修」共に研修報告書提出締め切りは平成15年2月28日です。)
☆教育相談研修講座受講者の感想より☆
● 今年度は全部の研修に参加させていただきました。バラエティーに富んだ内容で,担任としましても,児童指導部担当者としましても,大変参考になりました。気になる子は年々増え,しかも,様々な要因があるように思えす。気になる子ばかりでなく一人一人の子ども達の理解と子ども達の支援の手だてとして,教育相談研修での学びを生かしていきたいと思っています。ありがとうございました。
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(研修セクション TEL34-9308 : 中山・木屋・北村)
教育情報セクション
小・中学校の新しい教育課程が実施され10ケ月、次年度へ向けての取り組みが始まる頃です。図書・資料室の評価についての図書も増えました。先行研究の中に課題解決の手がかりが見つかるかも知れません。 |
○ 後半校へ「学校ITアドバイザー」 今月から3月まで,前半に派遣できなかった小学校の半分の学校に,学校ITアドバイザー
○ 「ネクスト」バージョンアップ
○ 「校務情報化推進連絡会」開催
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当日配布されたファイルは,ネクスト上に「校務情報化フォーラム」を開設し,公開されていますので,ぜひご覧ください。
○ 教育研究所理科室の活用を
○ 児童・生徒研究集録
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(教育情報セクション
小谷 直通TEL37-1338・坂庭 直通TEL36-6104・一栁 直通TEL36-2418)
こくばん
研究員会だより 小学校・評価評定 研究員会
『評価・評定の実践的研究』
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お詫びと訂正 |
12月号の1ページの文章の内容が間違っておりましたので,お詫びと訂正をさせていただきます。大変申し訳ありませんでした。 1ページ左側中段「藤原尉夫教育委員会委員長の・・・」は「藤原尉夫教育委員会教育長・・・」の誤りでした。なお,教育委員会委員長は廣淵升彦様です。大変失礼を致しました。 |
更新日:2023年10月31日 21:12:13