月報 2003年度 10月号

 

平成15年(2003年)10月1日
編集発行・横須賀市教育研究所/代表・五ノ井文男
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巻頭


これからの小・中学校の連携

◆平成13年12月にインターネットの検索で「小中の連携」を調べたところ、資料として存在したものの数が二桁だったことを記憶しています。その後、平成14年3月に同様に検索したところ、資料数は急増していました。わずか3ヶ月の間に、何故、脚光を浴びたのかなと思ったものです。


◆この背景には様々な要因があったと思われます。その中の一つが、文部科学省が平成14年1月に発表した「確かな学力の向上のための2002アピール『学びのすすめ』」ではないでしょうか。


◆『学びのすすめ』において、指導に当たっての5つの重点方策が述べられていました。それは、(1)きめ細かな指導で、基礎・基本や自ら学び自ら考える力を身に付ける。(2)発展的な学習で、一人一人の個性等に応じて子どもの力をより伸ばす。(3)学ぶことの楽しさを体験させ、学習意欲を高める。(4)学びの機会を充実し、学ぶ習慣を身に付ける。(5)確かな学力の向上のための特色ある学校づくりを推進する。ということでした。いずれも先生方が各校において従来から日常的に取り組んでいる内容です。


◆この従来からの取り組みをさらに発展させるためのキーワードが「連携」だったのではないでしょうか。「連携」という言葉は、非常に便利な言葉で、使いやすい言葉だと思います。「小・中学校の連携」、「家庭・地域と学校の連携」「関係諸機関との連携」等でこの言葉をよく使います。しかし、その言葉の持つ本当の意味を理解して使っているでしょうか。


◆岩波書店の「広辞苑第五版」によると「連携」とは「同じ目的を持つ者が互いに連絡をとり、協力し合って物事を行うこと。」と述べられています。そこで、同じ辞書でよく使われる他の言葉の意味を調べてみました。「交換:とりかえること。やりとりすること」、「参観:その場に行って見ること」、「交流:ちがった系統のものが互いに入りまじること。また、入りまじらせること。」、「協力:ある目的のために心をあわせて努力すること。」、「一貫:一筋に貫くこと。一つの考え方ややり方で貫き通すこと。」……。

◆従来「連携」の名の元に行っていたのは、「交換」や「参観」や「交流」だったのではないでしょうか。小・中学校の教師、保護者、地域の人々、関係諸機関の人々と「目的」=「子どもの育成」について時間をかけて深く論議をし、協力して目的達成のためのプロジェクトを立ち上げ、計画的に実施した「連携」がどれ程あったでしょうか。


◆8月1日に「小・中学校の連携研究員会」の先生方と共に、品川区立伊藤小学校と品川区立冨士見台中学校を訪問しました。両校と上神明小学校は、文部科学省研究開発学校として平成13年度より教育課程の開発を行っており、教科再編の実践研究として「系の学習」に取り組んでいます。そして、9年間の義務教育を考えた時に、まさに「小・中学校の連携」が必要だったのです。


◆伊藤小学校の平井校長によると、研究の1年目は小・中学校の風土、物の考え方、感覚等の違いが「水と油」のような状態だったそうです。お互いの考え方を相手にぶつける場がなく、お互いがどう知り合うかが研究プロジェクト立ち上げの課題だったそうです。この課題解決のために3校が行ったことは、接点(会議)を多く持ち、本音で語り合うことだったそうです。


◆冨士見台中学校の菅谷校長によると、小学校と中学校は教科指導において「連携」できるし、研究発表を行えるということは、教師の教科指導、授業形態において創意工夫がなされるのでメリットの方が多いということでした。


◆品川区は日本の学校教育において、先進的な取り組みを進めていることは周知の通りです。この「小・中学校の連携」についても、「連携」の本来の意味を念頭に置いて、子どもに求めている「コミュニケーション」能力を教師自らが範を示し、21世紀に生きる子どもの育成に活かすことが必要ではないでしょうか。

 

(指導主事:北村 耕一)

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特集


■■ 保健室登校の子どもたち ■■

 

笑顔で迎えてみたけれど

鴨居小学校 養護教諭 大槻 智美

 

 「先生ごめんね。保健室も学校なんだよ。」そう言って、Aさんの保健室登校は終わりました。Aさんは、友人関係のトラブルから教室に入れなくなり、保健室に登校するようになりました。保健室にいても、来室する子どもたちの目や、様子を見に来るクラスの子どもたちとの関係に、心が休まることがなかったそうです。私も十分な対応ができませんでした。Aさんが再び学校に来なくなってから、保健室に小さな部屋ができました。Aさんが使うことはありませんでしたが、皆の気持ちは伝わっていました。
 「ここにいていいんだよ。」と言うと、Bさんはほっとした表情をしました。転入後クラスになじめず、校舎内のあちこちに隠れるようになり、保健室登校で様子を見ることになりました。保健室内の小部屋でしばらく過ごした後、自分から外に出るようになりましたが、来室する他の子どもたちへの対応に困る場面もありました。また、私自身、いつまで続くのか、これで良かったのか、もっとよい方法があるのではないか、等の不安や悩みが出てきました。しかし、空き時間返上で学習を見てくれる方や、休み時間、クラブ活動等に保健室外へ連れ出してくれる方等、多くの方に応援してもらい、Bさんは半年ほどで教室に戻って行きました。
 二人とのかかわりから、保健室登校を受け入れる前に、本人の気持ちと居場所について十分確認することと、教職員間の協力・共同や場合によっては、学校外の機関との連携なども話し合っておくことが大切だと思いました。受け入れ後は真剣に、でも深刻にならないこと・・・・・・。

 

保健室からの支援

久里浜中学校 養護教諭 堀田 誠子

 

 週5日制になって、保健室利用者が急増したように思えます。週末の過ごし方が社会状況の変化で、繁華街の徘徊や外泊、そのための夜更かし、食習慣の乱れもあって生活のリズムを崩す者も多く、思春期の不安定な心の問題や家庭の問題も複雑にからんでいて、多様な症状の生徒が増加しているように思えてなりません。
 生活の乱れはそのまま学校生活にも影響し、時には教室に居ることすら困難になって居場所を求めて保健室を訪れる者も多くなりました。
 一見、用がなさそう生徒も「ここに来るとホッとする」と言います。中には大切な事を言えず長い間迷っている生徒もいるので、自由な雰囲気に気を配りながら、保健室登校の生徒たちとたわいない会話の中で、自然と心が開いて次回には内緒事をうち明けてくれたりする者もいますが、内容の深刻さや複雑さから適切なアドバイスがどこまで出来るか不安です。
 かつて、保健室登校の生徒たちと交換日記を交わした事がありました。自己の行動を自覚させ、前向きな生活に向かわせることが目的だったのですが、思いが先走って一方的に私のコメントが多くなり、生徒に負担を負わせてしまうこともあったような気がします。
 生徒の自立をゆっくり支援しなければならないのですが、実態はあまりにも多くの問題を抱えた生徒の数と、生徒の将来への配慮から、ともすれば早く教室へ行かせようと焦って、建前が前面に出てしまうこともしばしば経験するところです。それにしても保健室は問題を抱えすぎました。事柄の多様さから、行政の支援と全職員の関心と協力をお願いするしだいです。

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教育相談セクション


学校評価(学校診断)を通して

 

 開かれた学校、地域の学校等の新しい学校づくりの視点が校外にも広がりつつあります。学校教育が学校内だけでなく、生徒達が校外で活動したり、地域教育力の活用も様々な形で行われています。また、学校公開や各種の活動の参観、懇談会当に加えて、地域の協議会や学校評議員の制度もスタートしています。

 こうなると、学校教育の指針を立てていくには学校(教師)だけの考えでは進められません。活動の評価も教師の目から見ただけでなく、生徒や保護者、地域の方々の声も当然取り入れていかねばなりません。そのための説明や情報提供も求められることになります。ここに学校評価の第一歩として市内某中学校の取り組み(実施はH15年2~3月/生徒:254名・保護者、地域役員・学校評議員79名)を紹介してその意味するところを考えてみたいと思います。

 

1)学校評価(学校診断)のねらい

 

 学校の教育活動が生徒の実態や保護者、地域の願い、期待に対応しているかどうかについて達成度を点検し、学校教育改善のための資料とします。特に、生徒達には自分達の学校の特色や良い点にも目を向けていくことを願い、また、教師集団にとっては教育活動への意欲を増進できるものとします。

 

2)評価の項目(設問)

 

 設問は全部で25。設問1~20は「学校目標を知っていますか」に始まり、毎日の通学・授業のこと・評価や通知表・教師との関係や教師の姿勢・学級や生徒会活動・行司や部活動・きまりやマナー・健康、安全・体験活動・災害や緊急時の対応・施設設備の整備・家庭との連携について、〔A・・・大変そう思う B・・・そう思う C・・・あまり思わない D・・・全く思わない〕で評価。

 

 設問21~25「本校の特色、良い点、自慢できること」「校訓」「本校の先生達の良い点」「本校の学区の良い点」「本校への期待や要望、意見など」は自由記入。

3)評価内容の概要

 

◆『毎日、学校へ行くのが楽しい』では、A,Bで1年73%、2年47%、3年45%。上級生の割合が少ないのは、中学校生活が進むにつれて感じとることも多くなり、楽しさ以上に大変なことも増えているからと思われます。


◆『授業はわかりやすく進められている』では、A,Bで1年69%、2年51%、3年36%。全学年で53%が肯定的に評価。合計では半数以上の生徒が教師の授業に対する姿勢を好意的にとらえているが、上級生ほど割合は大きく減少しています。


◆『先生は、いじめや差別など、困ったことについてよく対応してくれる』では、全盛との51%、保護者の79%が教師の対応を評価しています。教師が把握できていない事例もあるはずで、日ごろの生活の中でのふれあい、かかわり合いを大切にし、安心できる学校環境を作っていきたいものです。


◆自由記入の部分の『本校の先生達の良い点としてどんなことがありますか』について、「明るい・おもしろい・個性的」が生徒22%、保護者6%。「生徒とよく話す・相談しやすい・生徒一人一人に気を配る」が生徒16%、保護者24%。以下、「やさしい・温かい」「わかりやすい授業の工夫」と続き、「困ったことにすぐ対応」では生徒5%、保護者14%。「熱心・一生懸命・積極的・活動的」で生徒4%、保護者18%でした。

 様々な視点から教師の姿を評価していることがうかがえ、特に生徒からは教師の良い点をとらえている気持ちが感じられうれしい限りです。保護者にも、困ったことへの対応や生徒の一人一人への配慮等、日頃の努力点を理解していただいていることが感じとれます。

 

(教育相談担当 齋藤 紘征)

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研修セクション


 

10月に実施される研修

 

<<基本研修>>

 

◎初任者研修

 

☆他校種間交流 10月~11月各会場校

☆初任者授業研究会10月~11月 各勤務校

☆28日(火)13:15~17:00 各会場校

・校外授業研究(初任者代表授業)

 

◎6年次研修

 

☆8日(火)15:30~17:00 ヴェルク

・講義

「在日外国人の教育にかかわる問題について」

川崎市ふれあい館 裵 重度
 

<<教育課題研修>>

 

10日(金)15:30~17:00

教育研究所

・環境倫理「水俣から」

横浜国立大学助教授 下城 一

31日(金)15:30~17:00 教育研究所

・子どもたちの生きる力をはぐくむ

情報教育

森崎小学校教諭 片田 敦子

 

<<教育相談研修>>

 

15日(水)15:30~17:00総合福祉会館

・講義「摂食障害を考える」

国立久里浜病院

医師 鈴木 健二

 

<<情報教育研修講座>>

 

<授業活用コース>

☆Win Bird利用

24日(金)16:00~

教育研究所情報教育研究室

☆スマイルで文書づくり

31日(金) 16:00~

教育研究所情報教育研究室

<HP管理コース>

☆小・ろう・養護学校対象

3日(火) 16:00~

教育研究所情報教育研究室

☆中・総合高校対象

17日(金)、21日(火)

16:00~ 教育研究所情報教育研究室

 


<<理科研修講座>>

 

☆1日(水) 自然観察のノウハウ

15:30~ 教育研究所

☆29日(水) 環境教育と学校設備

15:30~ 教育研究所

 

<<管理職研修>>


<校長研修講座>
☆14日(火)15:30~17:00 教育研究所

・講義「マネジメント能力を磨く」

文部科学省研究振興局学術助成課長

岡本 薫

 

<教頭研修講座>

☆7日(火)15:30~17:00 教育研究所

・講義「企業経営と学校経営」

日産自動車追浜工場総務部長

寺崎 正彦

 

<<初任者研修拠点校指導教員研修>>


☆17日(金)9:30~17:00 教育研究所

・現代教育課題に関する研修I

・研究協議

 

充実した研修が揃っています

 

 今年度から、本格的に導入いたしましたオンラインを利用した申し込み手続きも、各校のご協力により円滑に行われているようです。

 10月以降も、充実した内容の研修講座を企画しておりますので、奮ってご参加いただきますようご案内いたします。

 

指導主事:木屋・望月・北村・椿本

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教育情報セクション 


■スクールページの更新をお願いします

 

  現在、各学校のホームページの更新は、研究所経由で行っていますが、今月下旬からの「HP管理コース」で説明後は各学校からも直接更新できるようになります。すべての情報を更新すると大きな仕事になりますが、写真のある行事から更新することを考えて下さい。

 

■ITアドバイザーを活用した授業を

 

 10月中旬から、後期のアドバイザー事業がはじまります。前期に配置のなかった小学校は2校に1名のアドバイザーが常駐し、その他の学校は巡回派遣となります。情報教育の推進を目的とした事業ですので、計画的・積極的に活用して自信を持って情報教育が実践できるようにして下さい。
 なお、アドバイザーは先生方のサポートが中心です。機器のトラブル等については、従来通り保守業者又は導入業者と相談して下さい。

 

■図書館の中に「家」

 

 学校図書館先進校視察を7月29日(火)に実施しました。今年度は、横浜雙葉小学校を訪ね専任の学校図書館司書教諭の役割、そして実践について研修を深めました。

 横浜雙葉小学校は、司書教諭と学校司書を配置した児童数500名の私立小学校であり、施設について公立校と単純に比較することはできません。しかし、学校図書館の位置づけについては参加者それぞれが考える部分がありました。

 また、貴重な予算は図書の購入に充て、図書館の管理は手作りが中心となっている部分にも憧れる点がいくつもありました。その一つは、図書館の中にある「小さな家」で、内部は読書スペースになっています。左右の壁は既製の書架で作ってあり、壁と書架の機能を同時に果たしていました。

 この他にも掲示板を透明のアクリル板で作成して、図書館に漂いがちな暗いイメージを明るく変える。小説の分類は「出版社ごとの分類」にするなど、一見すると図書館とはかけ離れたものを感じますが、すべては楽しく読書をするための工夫であり、一つ一つ丁寧な管理がされていました。
 展示や蔵書の配架については、市内の学校でも様々な取り組みがされています。是非情報を共有し、より楽しく・利用しやすい学校図書を創造して下さい。

 

 

■不要薬品・不要液浸標本回収に

ご協力ありがとうございました

 

 夏季休業中の3日間で理科の不要薬品と不要ホルマリン標本の回収を行いました。平成13年度の調査に基づいて行われましたので、当日の回収希望数量が申請数と合わない学校もありました。回収しきれなかった試薬がある学校につきましては、次回の調査まで安全な管理をお願いします。
当然ですが、試薬を買うにも、処理するにも税金が使われます。今回の処理にも多額の費用がかかりました。試薬の購入は計画的に行い、使いきれず捨てるようになったり、薬品名が分からなくならないような管理をぜひお願いします。

 

■児童・生徒研究集録についてのお願い

 

 先に校長先生宛に依頼書、原稿用紙等を送らせていただきましたが、今年度も「子どもたち自身による学習の成果」をまとめた冊子を作成いたします。11月7日までに原稿の提出をお願いします。夏休みの自由研究に限らず、教科の時間や総合的な学習の時間などに取り組んだものでも結構ですし、研究分野も問いません。

指導主事
高木 TEL:837-1338
一栁 TEL:836-2418
坂庭 TEL:836-6104

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こくばん


研究員会だより

児童生徒指導研究員会

『小中学校における児童生徒指導の連携のあり方』

 

 教育研究所「児童生徒指導」研究員会は、本年度より2年計画で「小中学校における児童生徒指導の連携のあり方」をテーマに、支援システムの構築を目指して活動しています。

 中学生になって表出するいじめや不登校、非行といった問題行動の多くは小学校時代にその背景を持ちます。それ故、小中が一体となった指導体制の確立は、児童生徒理解や予防的な指導、問題行動が発生した場合の対応等に於いて、大きな効果が期待できます。現時点でも年度末に中学校へ入学する児童を対象とした「指導の引き継ぎ・連絡」程度の連携は図られてはいますが、今後はさらに一歩踏み込んで、「義務教育の9年間、その子を知る先生方が一人でも多く、何の気兼ねもなく、その子の成長にかかわり、みとって行けるような指導体制を築いていくべきではないか」と考えています。

 初年度となる今年は、本市における小中連携による取り組みの実態把握を中心にアンケート形式で調査をして行きます。調査対象、主な調査項目は以下の通りです。

 

(調査対象)

児童生徒指導担当の先生方▼

※1 養護の先生方

※1 保健室は年々身体的なニーズ以外に心を癒す場、居場所としての役割が付されるようになり、児童生徒指導上無くてはならない場となってきています。

 

(主な調査項目)


・学区内小中学校の日常的な交流の有無

・各地区で行われている児童生徒指導担当者会の実態について

・小中連携による指導事例について

・期待する小中連携の取り組みについて

・その他

 

 新学習指導要領の完全実施に伴い、放課後や学期末の時間確保が非常に難しくなってきています。しかしながら、「個」をはぐくむ教育を第一に考えるのであれば、「小中連携」は最優先で取り組むべき課題だと思います。     研究はまだ始まったばかりですが、現状を踏まえ、実りのあるご報告ができればと考えています。ご協力をよろしくお願いします。

 

青木 慶子 (衣笠小学校)
菅原 和子 (光洋小学校)
鶴迫 節子(鶴久保小学校)
進藤真由美 (衣笠中学校)
小山 要治(不入斗中学校)

    

 

『研修というものは、すべて何をするか決められているのが普通なのに・・地図を持たされ2時間・・必ず一人で・・自分を見つめて・・』

「何をしていいか戸惑う自分がいました」「一人で自分を見つめて発見することがいっぱいありました」「日々一人でいる時間を作れない、求めないでいた自分に気づきました」「一人でいることの良さと寂しさを知りました」「たかが2時間なのに人を恋しく思い、誰かと話をしたいと思いました。」「自分はいつも周囲の人に支えられているとわかりました」「はじめての経験でした」 8月に実施した初任者宿泊研修のある研修の初任者の感想です。研修を企画したねらい通りの感じ方をしてくれています。なかなか一人の時間が取れない毎日だからこそ、一人でいる時間が尊く、そこに何らかの発見や、次のステップが生まれてくることがあるのだと思います。

 

 休日も時間が取れない現実があると思いますが、さわやかな秋を一人で感じてみてはどうでしょうか。

 

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更新日:2023年10月31日 23:46:29