月報 2004年度 11月号

 

平成15年(2003年)11月1日
編集発行・横須賀市教育研究所/代表・五ノ井文男
〒239-0831 横須賀市久里浜6-14-3
TEL(046)836-2443(代) FAX(046)836-2445

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巻頭



自立した『個』を育てること

  4月のイラクの邦人人質事件で「自己責任」論が大きな話題になった際、アメリカのロックポートという小さな港町を訪ねた時のことを思い出しました。
 その名の通り、この小さな港には大きな石を積んで作った防波堤があり、その入口にはPASS AT OWN RISKと書かれた立て札がありました。日本語に訳せば「自分の責任で通れ」となるでしょう。
 日本ならこうした場所には、必ずと言って良いほど柵が設けられ、更に「危険、入るな」の表示が掲げられるところです。
 イギリスでは地方に行くと、ラウンドアバウトというロータリー型の交差点が多く見られるそうです。この右回りのロータリーへは、右側から車が来ないのを確認すればければ進入ができ、その後はどこへでも曲がれます。責任を持った自己判断が求められますが、無駄な信号待ちはしなくてすむ合理的なシステムです。
 日本では小さな交差点でも信号機が取り付けられ、それにさえしたがっていれば車両は安全に通行ができる国になっています。
 タイのバンコクでは、自分が運転することはとてもできないと感じました。車検制度さえない国ですが、ものすごい交通量(ほとんどが日本車)が、交通法規などないのではと思わせるクラクションの洪水の中でも、不思議と流れているのです。世界で最も交通事故の多い国と言われますが、生きるためにそれぞれの“個”を研ぎ澄まし、絶えず自分で判断することが求められているのだと感じました。

  このような例以外にも、外国を旅行したときに感じた日本人とは異なった “個” の確かさが、「顔のない日本人」と国際社会に言わせているのではないかと思いました。
 世界一安全で豊かな国、日本では、法や様々な制度が危険や不安を意識させることなく、 “個” を守ってくれています。それにすっかり慣れ、自分で判断し、行動した責任を、自らに問いかけながら生きることが、意識から抜け落ちてしまっているように思います。
 医療事故や食品の安全性などが問題になっていますが、こうした自分の命や健康に関わる問題さえ、多くが他人任せになっています。まるで「パック旅行」のような人生と言ったら言いすぎでしょうか。
 国内の犯罪では、犯人の自分がしたこと(犯罪)に対する「責任」の放棄ゆえか、逮捕後も罪の意識が持てないケースが後を絶ちません。あふれるモノと情報の中で、自分が見失われ、“個” が神戸の事件のような「透明な存在」になる時、同時に責任も感じることが、なくなってしまっているのかも知れません。
 そんな中で、教育に携わるものが目指すべきことは、集団として教育の中でも、自立した“個”を育てる、すなわち「自分の頭で考え、自ら決定し行動する勇気と、その結果を引き受ける強さ」を子どもたちの中に育むことではないでしょうか。同時に、自分の持ち物に責任を持つように、人間関係や他人の気持ちにも責任を持てるような “個” を育てていくことも大切です。
 それは教科の時間をはじめ、学校生活の日常の小さな場面でこそできることであり、そこには子どもたちを温かく見守り、適切な評価をしてあげることができる先生方の存在が不可欠なのです。

                       ( 指導主事  坂庭 修 )


 

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特集        




社会体験研修(11年次研修)から
  

 

体験して 「気づく・感じる・わかる」こと

                         長井小学校 信田 恵美子

 私は、「さかくら総本家」で、4日間は工場で菓子の製造を、1日は店で接客の体験をしました。売り手の立場を経験したことにより、買い物に対しての見方が少し変わったような気がします。
 心に残ったいくつかのエピソードを紹介します。工場では、女性4名ほどの少人数で多量の菓子を製造していることに、まず驚きました。和菓子は1年の季節行事を先取りして作られているそうです。私は夏菓子の水饅頭と最中作りをさせてもらいました。最中は竹べらを使用し、同量のあんこを手作業で一つずつ詰めていく少し技術のいる作業でした。おっかなびっくりの私に、従業員の方々は優しく励ましてくれました。また、作業が楽しくなり始めた頃、工場長さんから「お客様が食べることを考えて」と声をかけられハッとしたこともありました。
 お店では冷や汗の連続でした。お釣りの間違えをお客様から指摘されたり、「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」の短い挨拶さえ口ごもってしまったり、また、お客様から私の接客態度に対して、厳しい口調で指摘されることもありました。店員の方がフォローにまわってくれましたが、驚いたのと怖いのとで、しばらく体の震えが止まりませんでした。相手にとって気持ちの良い接客を心がけることは大切ですが、いろいろなお客様がいて対応の難しいことも痛感しました。
 私は学生時代にもアルバイトの経験がほとんどなく、他の職業に触れることはとても新鮮でした。研修を通して、改めて社会には色々な仕事があり、働いている人たちがいて、私と同様に働く上での苦労や喜びがあることを知りました。自分の肌で感じたこと、大切にしたいと思います。

介護老人保健施設  フィオーレ久里浜にて

         上の台中学校     黒岩 容子

 「介護老人保健施設 フィオーレ久里浜」 は、病状が安定し、入院治療をするほどでない高齢者にリハビリテーションや看護、介護のサービスを通して、自立と家庭生活への復帰を支援することを目的とした施設である。そのために医師・看護師・理学療法士・作業療法士・介護士・栄養士・支援相談員・事務員といった方たちが連携をとりながら、それぞれ責任のある仕事をしている。
まず、見学の段階で驚いたことは、共同で使うフロアが広々としていてお年寄りの皆さんが一日の殆どをそこで過ごせるようになっているということ、働いている人が、特に介護士さんが若い、ということであった。
実際に介護士さんの仕事の一部を手伝ってみて感じたのは、体力・腕力・忍耐力、そして相手に安心感を与えられる笑顔、話し方がとても大事だということである。フロアの責任者の方からは、「ただお世話をするのではなく、人と人として仲良くなり信頼し合っていく、心のスキンシップが大事。」と教えていただいた。また、二十歳過ぎの若い介護士さんは、「人生の先輩であることを忘れないでお世話をしています。」と素敵な笑顔で話してくれた。
精神的にも体力的にも大変な仕事であるが、この仕事を選び、がんばってくださる人がいてくれるから、お年寄りは気持ちの良い生活を送れるし、家族は安心して任せられるのだろう。
 それでも、「家に帰りたい。迎えはまだか。」と聞かれると、家族と離れることを我慢してここで生活しているということを思い知らされる。
 家族、老後、社会制度、教師としての職業を見つめ直す貴重な体験をさせていただいた。

 

 

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横須賀教育史 


 

神奈川県研究所連盟 研究発表大会 

  平成16年10月15日(金)県内の各市町村が設置する教育研究所で組織する神奈川県教育研究所連盟の研究発表大会が、小田原市教育研究所の主催で開催されました。今年で51回を数える大会には、加盟する県内25研究所が調査研究した内容について発表及び報告(14分科会54テーマ)がありました。今年度、本市では平成15年度の長期研修員、平成14・15年度「よこすかの子ども」研究員会、「小・中学校の連携」研究員会が次のテーマで研究発表を行いました。
 紙面の関係から発表の一部を紹介します


 どのようになったのか。「生きる力」を身につけるための素地として、子どもたちの生活はどのような状態なのか。学校は、家庭は、子どもたちにとって「生きる力」を身につける場となっているのか。定職に就かない若者の増加が少しずつ社会問題化している中、子どもたちはどんな職業観を持っているのか。子どもたちはどんな大人を立派な大人と考えているのか。それはそのまま、子どもたちの「なりたい大人像」と重なるのではないか。

◆「小・中学校の連携」研究員会

   「小・中学校の連携のあり方を探る」

                                代表 長浦小学校 教諭 鈴木 静
                                 汐入小学校 教諭 内藤 恵理子


  ~テーマの設定から~
 21世紀を迎え、全国的に「学校間の連携」の研究が数多くなされるようになっている。その中で考えられている目的の多くは、生涯学習の捉えの中で、「『生きる力』の基礎となる『自ら学び、自ら考える力』の育成のために、例えば、小中学校という義務教育9年間を通して、継続的・発展的に子どもたちが学ぶために『連携』する」というものである。そうしてみると学校教育における学習指導面、生活指導面の両面からの「連携」が考えられるし、総括的に考えるならば、教育課程全体を見通した視点から「連携」を考えることになる。
 全国的な情勢を考えると、本市の研究は「最初の一歩」だと考えてる。しかし、この研究を参考にし、「21世紀を切り拓く心豊かでたくましい子ども」を育成するための「連携」を考えていきたい。
※当日の資料は、他地区も含め、本研究所(図書資料室)に備えてあります。(指導主事 一柳) 


◆平成15年度長期研修員からの発表

 「小学校教育におけるマルチメディアの役割」


                             鶴久保小学校 教諭 遠藤まゆみ

 ~研究のまとめから~
 マルチメディアの特性を授業に生かすことは、子どもたちの学習意欲を引き出し、自発的な学習活動を支える上でも効果がある。特に、一人1台の環境で入力スキルの差に関わらず学習活動が展開できることで、個別支援も可能となる。
 常に新しい情報を取り入れ、その活用方法を研究していく体制づくりは現代の教育に求められていることだろう。そのためには、データづくりなどサポートする専門の機関などとの連携は今後の課題のひとつと言えよう。日常生活においても密接に関わりをもつマルチメディア、その関わりは「慣れ親しむ」ものから「ツールとして活用」する時代に入っている。生きて働く力の育成という学習目的達成のため、さらなる効果的な活用方法を研究していきたい。

 

「よこすかの子ども」研究員会


   「よこすかの子どもの実際」
                         代表 北下浦小学校 教諭 黒田雅子


  ~テーマの設定から~
 「よこすかの子ども」の今の姿を見つめるために、どんな研究課題が必要なのかを考える中で、「生活」「学習」「自分」「大人像」の4つの分野を設定した。
子どもの姿が時代や社会を反映するということは、多くの先人たちが述べてきたことである。現代は変化の激しい時代と言われている。時代の激しい変化が子どもたちの、どんな側面に、どのように影響しているのか。子どもたちは変化をどう受け止めてきたのか。その結果、子どもたちが 
  

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研修セクション 


11月の研修講座案内
 

 基本研修 
◆初任者研修

16日(火)  13:15~17:00
※公郷小のみ
 13:10~
授業研究
〈授業参観・研究協議〉
浦郷小学校・公郷小学校・
馬堀小学校・津久井小学校・長井小学校
30日(火) 8:15~13:15

障害児教育

〈授業参観および体験〉
〈学校長講話〉

ろう・養護学校

◆2年次教職経験者研修

 10日(水) 15:30~17:00 実践交流
〈各自のレポートに基づくグループ協議〉
 第1研修室


◆11年次教職経験者研修

2日(火) 13:30~ 〈研究委託校の発表に参加〉 池上中学校
19日(金) 12:50~ 鴨居小学校 
26日(金) 13:20~ 陽光小学校 

 


 その他の研修 

情報教育研修

9日() 16:00~ HP管理コース
<中・ろう・養護・高校対象>
情報研修室

 

教育相談研修

15日(金) 15:30~17:00 実習「子どもの心を育むグループワークトレーニングの実習」

国カウンセラー・学校心理士 渡辺 悦子

総合福祉会館
4階会議室



教育課題研修

12日(金) 15:30~17:00 「学校評価で学校が変わる」

横浜国立大学教育
人間科学部教授 影山 清四郎

第1研修室
30日(火) 15:30~17:00 「学校を “意味のある学び” の場に」 鎌倉女子大学児童学部助教授
高垣 マユミ
第1研修室



~ ご存じですか?教育情報衛星通信ネットワーク~
 教育情報衛星通信ネットワーク(エルネット)とは、衛星通信を活用した、教育・文化・スポーツ・科学技術に関する情報を直接全国に発信する文部科学省のネットワークです。このエルネット通信を録画したエルネットビデオライブラリーが本年度より開設されました。ビデオ一覧は研究所のホームページにアップしてあります。個人や校内の研修に是非お役立てください。

                      (指導主事:木屋・椿本・北村・北原)

 

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教育情報セクション 


■後期のITアドバイザーがスタート
学校ITアドバイザー事業の最後となります後期派遣が先月18日より来年3月までの予定ではじまりました。学校ITアドバイザーは学校での「校務の情報化」と「授業でのIT活用」のアドバイス、サポートのために研修を受け、派遣されています。コンピュータ教室の40台を利用して一斉指導には不安があると思いますが、その時こそ事前に学校ITアドバイザーと相談し、活用して下さい。
 最後の半年ということで是非、管理職・情報担当の先生を中心に計画的な活用をお願いいたします。


■スクール携帯ネットのアクセス16万件
今年6月より本格運用が開始されました「よこすかスクール携帯ネット」ですが、これまでのアクセス数が16万件を越え、関心の高まりと共に、利用が急速に広まっているようです。
 各学校で内容の更新も頻繁に行われており、今後も学校だよりやスクールページを補完するものとして、また事件・災害、運動会などの緊急情報の配信等においてお役立て下さい。
 情報は生き物といわれますが、情報を伝えるシステムも、絶えず使っていなければさび付いてしまいます。更新作業への直接の評価は見えにくいのですが、このアクセス件数が示すとおり、学校からの情報に関心が高まっていることを強く意識していただきたいと思います。

■来年度中学校のコンピュータ更新
平成17年度は中学校のコンピュータ室のデスクトップパソコン、ノートパソコンとも新しいものに変わります。
 どのようなものが使いやすいのか、ソフトに関してはどうか、来年度以降の活用の仕方を考慮に入れたご意見を、情報教育担当者を通して研究所にお伝え下さい。
  関連して、今年度から記憶媒体としてUSB接続型のメモリー等が学校予算で購入可能になり、今やフロッピーディスクに取って代わろうとしています。何度もお伝えしているところですが、ウイルスの侵入がこうした記録媒体によるものであると、研究所ではチェックができません。


知らないうちに校内のネットワークから多くの端末に感染し、ひいては生徒の学習や教育ネットワーク全体にも迷惑をかけることになりかねません。
 また、大きな記録量をもつ小さな媒体であるがゆえに、児童・生徒の成績を含めた全校の個人情報さえ簡単に持ち運べてしまいます。もしも紛失したときの責任の大きさを考え、使い方と取り扱いには十分な配慮をお願いいたします。
*イントラの「操作の資料」に、ウィルスチェックの方法と、セキュリティの設定の方法を紹介してあります。

■読書感想画
「読書感想画」コンクールの募集が始まっています。本市では全国学校図書館協議会への応募に合わせて、市独自に審査会を実施し、入賞作品を紹介する「読書感想画展」を毎年実施しています。この感想画も、読書感想文コンクールと並んで優れた作品が集まり、県の審査会でも数多くの作品が入賞しています。感想文・感想画とも作品を実際に見る機会は少ないのですが、感想画は1月初旬の「感想画展」、感想文は「読書感想文集」という形で作品に触れる機会を設けていますので、作品を応募するほか、これらの機会を利用して、読書活動への啓発としてください。
 ※用紙の大きさ等、詳細については
   学校図書館担当者に確認して下さい。
 ※応募の締切は、11月19日(金)です。

エプロンシアター
 研究所にも、エプロンシアター「ジャックと豆の木」を用意しました。他の資料と同じように貸し出します。是非ご利用下さい。
 

 

 (指導主事:高木 TEL837-1338・一栁 TEL836-2418・坂庭 TEL836-6104)

 

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こくばん


 ~不登校対策情報~ 

 

◆9月の不登校出現率、減少に!!

ここ数年上昇を続けていた中学校の月別不登校出現率が9月の統計で前年の数値を下回りました。(3.4%→ 3.2%)
 夏休みを挟むと例年は数が大きく跳ね上がってしまっていましたが、今年度は各学校で様々な努力や工夫を続けたその成果が現れ始めたものだと思われます。今後もそれぞれの学校の状況にあった工夫を、推進していただきたいと思います。
 先日実施された登校支援担当者研修講座においても、上の台中学校のスクールカウンセラー活用の工夫、田浦中学校の学年ケース会議における学校外部専門家の活用、衣笠中学校・坂本中学校の「不登校生徒保護者の会」の組織等、多くの参考になる取り組みが報告されています。各中学校には「平成16年度横須賀市立学校不登校対策」を配布しておりますので参考にしてください。


他市でのとりくみ
- 学校内での居場所づくり-
 登校することはできるけれども、教室には入れない生徒に対するステップとして、校内に居場所を設置し、成果を挙げている学校が県内にあります。今回は2つの事例を紹介します。


<小田原市立H中学校>
 平成14年度に「不登校改善のための学校づくりへの挑戦」として研究指定の取り組みを始め、その一環として、相談教室「フレンドセンターきずな」を学校独自に設置しました。
 「きずな」で生徒の相手をするのは同校を卒業した子どもを持つ二人の主婦で、基本的にはボランティアとして朝から授業終了まで生徒と会話をしたり相談に乗ったりしています。

 直接お話を伺うと「反社会的な子も非社会的な子も、同じスペースを共有していますが、特に問題はありません。あくまでも『近所のおばちゃん』というスタンスで気軽に接し、エネルギーを蓄えさせるようにしています。」とのことでした。
 担任も生徒の実態に応じて教科内容のプリントを出すなどの直接的なかかわりを持つと共に、グループエンカウンター等の手法を積極的に取り入れた学級づくりを展開しています。1年間の取り組みで24人いた不登校の生徒を6人に減らす結果となりました。
 校長先生の「教員が個別プログラムを工夫する等の作業を通しながら、『子どもに寄り添う』という本当の意味を実感し、このことがすべて教育活動につながった」という言葉が印象的でした。

<横浜市立A中学校>
 平成15年度に別室登校する生徒に対して、不登校生徒支援委員会を中心として次のような対応を工夫しました。
・1,3,5校時に当番職員が1人対応する。
   2,4,6校時は生徒が課題学習をする。
・学習内容は国語、数学、英語を中心に生徒 の意向に添っておこなう。
・当番は学年を超えて空き時間の職員があたる。
・当番職員は状況を記録カードに記入し、全職員が生徒の状況を把握する。
このような組織的支援を実施した結果、今年度は年度当初から別室に登校する生徒はいないそうです。

          (主幹 中山 俊史)

 

 

◆社会勉強  「熊」が住宅地へ出没とのニュースが連日伝えられています。「動物園の熊は冬眠するか、しないのか」登校途中の小学4年生くらいの数名が激論を交わしていました。子どもたちの話を聞いているとおもしろいし、時にはびっくりすることもあります。台風の仕組みや高値のレタス、黒潮の流れと魚のことなど旬の話題を耳にすることもあります。社会の出来事への興味関心が着実に育っていることを感じます。タイミングよく授業で取り上げられたりしたら、きっと目を輝かせていくに違いないでしょう。

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更新日:2023年11月02日 15:12:32